hitomi 10th Album 【TRAVELER】 の感想
★ hitomi 10th ALBUM 【TRAVELER】 の感想 ★
DVD付きの限定版を購入しました。
ズバリ、かなり聞きごたえのあるアルバムです。
歌詞もこういう感じのほうが自分は好きなので満足ですね。
シングルでは不平不満を言った曲も、アルバムに収録されると妙にしっくりとハマってて、
とてもまとまりがあります。
正直なとこ、シングルは購入した当初以外、ほとんど聴きませんでした。
街でも流れることが少なかったんで。(アルバム発売日前後からはではちょくちょくと流れて
いますが)
だから今までのアルバムとは違い、すっごく新鮮な一枚でした。(先入観もあんましなく)
今までは、シングル曲として独立して聴くにはすっごくいい曲でも、アルバムのなかに
収録されたとたん、変に突出してアルバムという世界に違和感を感じる...って曲が
少なくとも1曲はあったのですが、今回のアルバムにはそんな違和感をみじんも感じないの
で、完成度の高い作品だと思う。
久々にhitomi節を聴いた感じのする作品が多かったですね。
歌詞に深みを感じました。
今までのアルバムに多かった「愛」という言葉の乱発がないってのも、このアルバムの特徴
と言えるでしょう。
社会の風潮を感じ取った歌詞もいくつかあり、以前のhitomiの作品とは違う、新たなhitomi像
を見せていますね。
【Comodon Johnson】
プロローグ曲ですね。
今回のアルバムのコンセプトをうまく表現している曲ですね。
【SPEED☆STAR】
この曲を2曲目に入れるのはいい感じですね。
初回限定版に付いていたDVDのプロモを見たのですが...なんか見てて「惜しい〜」っと
思わず感じた作品です。
映像効果がちょっち...って感じで。
「SPEED☆STAR」だから、スピードとスターをイメージして作られたとは思うのですが、
あの虹を合成した映像効果が邪魔してるな〜って感じです。
【シアワセッテ、ナンデスカ?】
アルバムを買ったその日は疲れていたので、ベットの中で就寝前のBGM的に聴いていた
のですが、歌詞を聴いて思わずビックリした曲でした。
〜誰かがどこかで”殺し合ってまス”ってマヒしているニュース
本当のところは 誰も分かってない〜
まさかhitomiがこんなストレートな歌詞を描くとは思ってなかった。
今回のアルバムはちょっち違うな〜って改めて思わされました1曲ですね。
ただ、あまりにもメロディーがポップな曲なので、その歌詞とのギャップあった。
ま、それでこの歌詞と曲との釣り合いが保ててるっということでもありますが。
hitomiはこういう歌詞を描いているんだっということをもっと世の中にアピールしていっても
いいのでは...
【ア・ン・チ】
この曲はいいですね〜。
歌詞やメロディーが自分の中に入ってくる感じで。
【ヒカリ】
シングルとは違い、このアルバムの中ではいい位置を保っていますね。
曲が生き返ったって感じがします。
【Steady】
「ヒカリ」同様このアルバムの中ではしっくりとくる曲ですね。
シングル版ではちょっち違和感がありましたが。
コーラスのところがお気に入り。
【風の伝言】
ふと聴いてて思わず歌詞をじっくり読んでしまいました。
最近こんなことあるよね〜、共感だな〜って感じの歌詞でした。
こんな体験している人、結構多いんじゃないのかな〜。
で、作詞は...あれ〜?hitomiじゃないの?っとちょっちガックリ。
すごく自分的に伝わってきた歌詞だし...(hitomi作詞であってほしかったような)
このアルバムの中で一押しです。
あの日を懐かしむ曲です。
でも、そう思うことを少し悲しくも感じたり...
【Like A Free Bird】
自由に生きようよ...っという歌詞ですね。
【ステータス】
こういう恋愛の歌詞はいいですね。
多分、「ア・ン・チ」、「Like A Free Bird」、「ステータス」という曲が今回のアルバムに入って
いるから、満足度がUPしているのかも。
【心の旅人】
この流れで、「心の旅人」が来るのはいいですね。
いい感じで”締め”に向かっているってのを感じます。
これも限定版に付いているDVDのプロモを見ました。
「SPEED☆STAR」とは対照的な作品に仕上がっています。
「ヒカリ」に類似する映像でした。
最後の
〜変わることない 遥かなる明日へと〜
の映像はよかったですね。
【moment】
このアルバムの集大成の歌詞ともとれる。
6月13日のライブが楽しみです。
今回は会場と一体化したライブらしい!
前にも指摘したかもしれないけど、hitomiが出演している番組を見ていると、なんか歯がゆい
感じがして居たたまれない...
久しくメディアから離れていたからでもあろう。
TV番組というものから伝わるのは温度差である。
でも、それがhitomiであり、そういうhitomiから「TRAVELER」に入っている歌詞が生まれて
いるのだが。
歌詞にもあったが、
〜はいつくばって
生きているつもりもない〜
hitomiらしい言葉である。
まわりに迎合することなく、自分らしさを出していこう...
自分はそんなhitomiだからこそ今まで応援してきた。
だけど、悲しいかな、ショーの世界は結果が求められている。
より多くの人にhitomiの曲を聴いてもらうには、たまには演じることも必要なのかも...
っという矛盾したことも思う。
もっと引き付ける自分を演じなければ、いい曲も死んでしまう...
でも、演じ方によっては、よりhitomiに距離を感じてしまう...かもしれないが。
|