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管理人Miniyon の日記

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2016年10月25日(火)

2016年版 ミュージカル 「エリザベート」
大千穐楽 感想 (in 中日劇場)




 

 

 


2016年版 ミュージカル 「エリザベート」 in 中日劇場
大千穐楽

2016年10月23日  12時 開演
A席  2階  サブセンターブロック  中央より前の列



花總まりさんが作り出す、「エリザベート」という世界の最終形である、大千穐楽を観てきました。

今回は、「エリザベート」 大千穐楽ということもあって。

「エリザベート」を、長年見続けてきたであろう方とか、遠征組の方とかが、本当に多そうでした。

拍手も大きかったです。

あと、以前、「エリザベート」を観に行ったとき、見知らぬ人が自分の席に座ってたことがあったのですが、今回は、そんなこともなくてよかったです。 (苦笑)


そう言えば、10月15日に、「エリザベート」の舞台を一緒に観に行った年配の知り合いなのですが。

この後、手術が控えているのですが、予定より退院の日程が早まったので、

涼風真世さんの舞台、「貴婦人の訪問」 (in 中日劇場) のチケットを、知り合いのために購入しました。

今度は、別の知り合いと行くとのことですが、取れたチケットが...なかなかいい座席だったので。

その年配の知り合いに、チケットの座席番号を教えるとき、プルプルしちゃいました。 (笑)

うらやまし過ぎる。

自分も観に行きたいけど...時期が...。

カレンダーを眺めながら...どうしようかと、悩み中です。

はぅぅぅぅぅぅ...涼風真世さん。


花總まりさんの感想は、下に書いてます。




出待ち、今回もチャレンジしてきました。 (笑)


10月15日に、井上芳雄さんと山崎育三郎さんのファンの方に、花總さんの出待ちのことを、少し教えてもらいました。 (ありがとうございました)


で、
10月16日、実践するも、目の前に花總さんがいるにもかかわらず、弱キャラな自分は、声を掛けることも出来ず、

花總さんの後姿のよく見える位置に立ちながら、花總さんが通り過ぎるのを見てました。 (苦笑)


今回、
10月23日、並ぶポジションは、前回、花總さんと握手をしていた列に並ぼうと思ったのですが。

その列には、花の会の会員さんであろう人たちが、多数まとまって並んでいました。

何故、わかったかと言うと、花の会の会員さんの中で、仕切ってる方がいて、
その列に並んでいた花の会の会員さん一人一人に、特性花總まり旗というものを配っていたんです。

...予想外の出来事にビックリして...弱キャラな自分は、その列に並ぶことが出来ませんでした。 ( ノД`)シクシク…

出待ち初心者である自分としては、まず、状況把握が大事だと思ったし、

まだ、そういうことは無理だ...。


...とは言え、自分自身、そこまで弱キャラではないんですけどね。

知り合いがいたり、慣れれば、普通にいけます。

でも...見知らぬ状況とかには、極度の人見知りが出てくるので、かなりの弱キャラになってしまいます。

出待ちも、慣れたら、普通にいけると思います...たぶん。



で、10月16日と同じポジションに位置取りすることにしました。 (苦笑)

そしたら、その列にも、花の会の会員の人が並んでいまして。

その自分の近くにいた人が、本当に親切だったんですよね。

花の会の、古参か中堅の人のようですが。

その人は、控えめな人で、少し引いて花總さんを応援してるというスタンスみたいです。

その人の手には、花總さんへのお手紙を持っていたので、その人は本当にいい人なので、ガッツリお手紙を読んであげて下さいと、心の中で思いました。


そう思っている間に、花總さんが出てきたんですけど。

これまた、自分と違う列の人と握手をしていくという。

...ほぼデジャブ状態。 (笑)

花總さんと一緒に、花の会のところでよく見かけるスタッフの人も出てきました。

多分、花總さんより、この人のほうが、リアルによく目にすると思いました。 (笑)

花總さんが握手をしている間、少し、花總さんが自分の方向を見ていたので、

花總さん、今日はバッチリメイクだなーっとか、メイク姿もイケてます...っとか、

この距離で反対側の列の人と握手しているということは、自分は今回も無理なのか...っとか、

どっかのタイミングで声掛けしないと、また後姿のみ拝見になる...っとか。

頭の中を、いろいろとグルグル回して、花總さんを見てました。

で、自分の近くに来た時...やっぱり、花總さんは自分の前を通り過ぎる、前回と ほぼ同じパターンへとなりました。

ってか、花總さんをいつもガードしている、貫禄ある人がいるんですけど。

その人のガードが、かなり固くて。

10月16日も、今回と同じく、自分と花總さんの間に、ガッツリ体を入れたガードに入ったので...ひるんだ自分は、そのときは諦めました。 (笑)

確かに、自分は少し変わってるとよく言われるので、花總さんからガードしたい気持ちは、わかるんですけどね。 (苦笑)

でも、今回は、前回よりも、メンタルを強めに持ってきたので、いろいろと葛藤しながら、


「花總さんに握手して下さいと、声掛けしました。」 (おぉぉぉぉぉ)


そうです、花總さんと握手しちゃったんです。

ヤバいです。

マジで、興奮しちゃいました。

...この感触を忘れたくないので、しばらくは、誰とも握手をしたくない自分です。 (笑)


ただ...花總さんと目を合わせての握手ということまでは、出来ませんでした。 
(怪しい人だと思われたと思います...自分でも ヤバいと思ったし 苦笑)

ってことで、次回は、目を見て握手しよう...っという、密かな目標を立てました。

低レベルですけど...自分的には、マジな目標です。 (笑)

花總まりさん、ありがとうございました。

次回も、頑張ります。 (笑)


そして、出待ちで、花總さんと握手まで導いてくれた、花總まりさん、井上芳雄さん、山崎育三郎さんのファンの方々。

本当に、ありがとうございました。

出待ちにいた方々は、親切な人が多かったです。


とは言え、今回の出待ちはわかったけど、その他の会場は...また難易度の高い戦いが待っている。 (笑)




メガネは、第1幕も、第2幕も、使用して観劇しました。

城田優さんがトートの「エリザベート」の世界は、井上芳雄さんトートのときとは真逆の、全く違う世界で。

同じ演目なのに、自分が今まで観てきた舞台とは、違った舞台でした。

城田優さんトートの舞台は、出演者一人一人の動きを、より追って観てみたくなるほど、

大千穐楽の「エリザベート」は、一つ一つの動きを観てみたい...そんな舞台だったので、

メガネをかけて、細部まで緻密に観ていこうと思いました。


井上芳雄さんがトートのときは、井上芳雄さんの歌声から導く表現がものすごく、

花總さんも、井上芳雄さんがトートのときは、花總さんの歌の力が、パワーアップして客席に届く感じもあって。 (っと 城田優さんトートのときの舞台を観て思った)

歌声から世界観を感じたい...井上芳雄さんトートのときは、そんな舞台でした。

舞台自体も、そんな観劇の姿勢を求めてるように、自分には映ったし。



城田優さんの歌い方は、滑舌が...っと、気になる感じだったのですが。

でも、そのことに違和感を感じたのは最初だけで、かえってその違和感が、城田優さんの演じるトートは、非人間であるという印象を強め、

とても舞台にハマりこんだトートでした。 (元々 トートは死神なんですけどね 笑)


井上芳雄さんのトートは、表現豊かに、動きも柔らかで、人間味を感じるトートだったのですが。

もしかしたら、井上芳雄さんは、意図的に、城田優さんと真逆のトートを演じていたのかもしれない...そう思えてきました。


城田優さんのトートは、声色も多彩に演じていて、アニメの実写版的な感じにトートを感じたぐらい、

異質感いっぱいのトートの演技で、その演技に視線が向きました。


あと歌唱力が、城田優さんの場合、他の出演者と同じフィールドだったので。

城田優さんトートと同じ視線のまま、他の出演者の方の演技にも、自然と視線がいきました。

その視線で観た舞台は、新しい「エリザベート」の世界として、自分には映りました。


そんな感じで、
大千穐楽にも拘わらず、初めて観る感覚と、ほぼ同じワクワク感で、「エリザベート」という舞台を観れました。

歌声から世界観を魅せる井上芳雄さん、異質な存在を醸し出す城田優さんという、相反するトート像を見せてもらったからこそだと思います。



花總さんの演技が起点となり、「エリザベート」の世界が舞台上に広がり、

井上芳雄さんと、城田優さんの演技を起点として、花總さんがそれぞれに違う世界を魅せるエリザベートを演じる。

このレベルの高い構図こそが、Wキャストの醍醐味なんでしょうね。



帝国劇場 2015年初の「エリザベート」観劇...初の 花總まりさんエリザベート、井上芳雄さんトート、尾上松也さんルキーニ 剣幸さんゾフィ

帝国劇場 花の会 貸切公演...初の 山崎育三郎さんルキーニ 香寿たつきさんゾフィ

中日劇場 涼風真世さん 井上芳雄さん 前楽...初の 涼風真世さんゾフィ

中日劇場 涼風真世さん 井上芳雄さん 千穐楽...初の 成河さんルキーニ

中日劇場 大千穐楽...初の 城田優さんトート


一つ一つ、「エリザベート」という世界を作り上げ行く、そんな観劇の順番でした。

自分的に、とても流れのいい観劇の順番だったなーって思います。




前回 観劇した、10月16日は、消化不良というか...悔いが残る観劇だったので。

今回は、花總さん中心に、舞台を観ようと決めて行ったのですが。

いざ、舞台が始まると、最初に登場した、トートダンサーの雰囲気が違ってました。

ものすごいエネルギーを感じたんですよね。

その後の、ルキーニ、死者であるエリザベートを取り巻く登場人物の姿。

どのシーンも、すごく熱量が半端なくって。

これは、舞台の細部まで観なくては...って感じで、舞台に引き込まれました。

本当に、すごい舞台だった。

そして、ものすごく面白かった。

自分は、2階席で観たのですが。

1階席からは、もっとすごい熱量を感じたんじゃないのかなー。

今までは、花總さんすごいなー、涼風真世さんキレイだなー、井上芳雄さん歌上手いなー...っとか、

主に、出演者自身に引き込まれて観る感じでしたが。

今回の大千穐楽の舞台では、フラットな感覚で、

舞台という本質の世界を、広い視野で観てました。

「エリザベート」出演者の皆さん、大千穐楽も いいを舞台を観せて頂き、ありがとうございました。

っと同時に、涼風真世さんゾフィ、井上芳雄さんトートだったら、どんな感じの大千穐楽になっていたんだろう...。 (観てみたかった)

いろんな想像が出来る、最高のメンバーだったです。



香寿たつきさんのゾフィー。

涼風真世さんのゾフィーは、涼風真世さんがキレイすぎて、涼風真世さんとしか観てなかった場面が多かったのですが。

香寿たつきさんゾフィーは、ずっと、ゾフィーとしか観れなかったです。

ってか、今回も、貫禄あるなーって思ったし、いろんな意味で、強いゾフィに観えました。

第2幕で、杖を突いて登場するシーンがあるのですが。

いやいや、まだ杖はいらんでしょう...って、ツッコミ入れちゃったぐらい。 (笑)

香寿たつきさんゾフィーの持つ杖は、ムチと同様の武器に観えました。 (笑)

歌声も、ゾフィーとしての強さと、広大さを感じました。

涼風真世さんゾフィー、香寿たつきさんゾフィ...レベルの高い、2人のゾフィーでした。





ここからは、花總まりさんの感想です。

大千穐楽だからってのもあってか、登場から、花總さんの熱量もすごいということが、伝わってきました。

少女時代から、気合が感じました。

ただ、落ち着けー、花總さん...って、最初は少し思ったけど。

その後は、すごかったですね。

ものすごく、深く入り込んだ演技。

ルドルフの死後、葬儀のシーンでは、自分が観た中で、一番の花總さんエリザベートの嘆きでした。

天空でのシーンでの、「私だけに」に入る前の少し長い間、花總さんエリザベートの気持ちがすごく込められてたし、

鏡の間では、「私だけに」を歌い切ったという、貫禄の花總さんエリザベートがいた。

また、相手によって、ここまで違う演技をするんだ...って感じで、初めて観た、城田優さんトートとの絡みも、面白かった。

城田優さんの細かい演技に、花總さんエリザベートはどう対応するんだろうとか。

すべての演技が自分にとって新鮮な上、深みも増し、どのシーンも観るのが楽しかった。

過去に、4回も「エリザベート」の舞台を観ているのに、大千穐楽の舞台は、あっという間に終わった感がありました。


そして、
どの舞台にも、同じエリザベート像はないんだと確信させた、花總さん大千穐楽のエリザベートの姿でした。




<大千穐楽の舞台挨拶> (花總まりさん中心に書いてます)

山崎育三郎さんの仕切りで、舞台挨拶がありました。

山崎育三郎さん→京本大我さん→香寿たつきさん→田代万里生さん→城田優さん→花總まりさん

の順で、舞台挨拶がありました。

涼風真世さん、井上芳雄さんの千穐楽のときもですが、再演の話をところどころに混ぜて挨拶をされる方が多かったです。

ちらほらと、再演話が、まことしやかに流れてますからね...ネット上でも。

花總さんに、挨拶の順番が回ってきたとき、涙を流していました。

その涙にもらい泣きした人たちが、自分の前に座っていた観客の方に、幾人もいました。

たくさんの方に支えられて、大千穐楽まで演じられたという感じの、感謝の挨拶から始まりました。

一日も楽な日はなく、観客の方の心の中に何か残る...ように、エリザベートを演じていたと、涙ながらに語ってました。

その言葉だけで、十分、花總さんの気持ちが伝わりました。

カーテンコールでの、観客の絶賛する拍手が、花總さんの心に響いた...みたいなことも言ってました。

カーテンコール...たくさん拍手してよかった...ってか、心から、拍手したい舞台だった。


長期間に及ぶ、花總さんのエリザベートという人物像の模索と、その像の構築への葛藤。

舞台には、同じエリザベートは存在していなかった...そのことが証明している。

舞台挨拶での、花總さんの涙は、そんな葛藤を超えた証ではないだろうか。


最後は、花總さん、深々と挨拶をして、幕が下りました。




<カーテンコール 4回>

1回目 出演者全員

2回目 城田優さんが、会場に投げキス→花總さんに投げキス
→花總さんが会場全体に息を吹きかけるように投げキスを飛ばす

3回目 いきなり、山崎育三郎さんが、舞台下手からすごい勢いで走ってきて、中央からはける
→その姿を、不審者の登場かと、一瞬ビックリした花總さんと、城田優さん
→気を取り直して、二人抱き合う→城田さんが花總さんにほっぺにキスをねだる
→少し驚いた花總さんが、照れながら城田さんのほっぺにキスする

4回目 城田優さんの微妙な足さばきのダンスに合わせて、花總さんも微妙なダンスで、すべての幕が下りました。




2015年8月4日。

初めて、ミュージカルというものをちゃんと観た、帝国劇場での「エリザベート」。

それから、1年と数ヶ月。

2016年10月15日の舞台を、間近で観た衝撃は、今後 忘れることはないだろう。

すごい世界を魅せてもらった。

そして、
まさか、この大千穐楽で、また、新しい「エリザベート」という世界を、見つけることが出来るとは...思いもしなかった。


昨年から続く、帝国劇場から、博多座、梅田芸術劇場、そして 中日劇場という、「エリザベート」の舞台の旅。

その「エリザベート」という舞台の旅に、大千穐楽という終着地はあるけど、

「エリザベート」という舞台に、完成形というものは無いんだということがわかりました。

すごくいい時間を、もらいました。

この舞台を作り上げた皆さん、ありがとうございました。




今回の舞台あいさつでは、花總さんに対して「レジェンド」という言葉は、使われませんでした。

確かに、日本で「エリザベート」初演の舞台に立ち、今なお 多くの人を魅了するエリザベートを演じているその姿は、本当にすごいです。

ただ、今回は、新演出という新しい「エリザベート」の舞台。

そして、花總さんは、新演出ということに相応しい、新しいエリザベートという像を、自分たちに魅せてくれました。

そんな花總さんに、

「レジェンド」という、誇りとともに、埃をもまき散らしていることに、違和感を感じていました。

大千穐楽では、その「レジェンド」という言葉が使われていなかったことに、ホッとしています。

自分には、花總さんの演じる姿からは、新奇な世界を感じるから...。




花總まりさんって、いったい何なんだろう...。

その答えを探し続けているのですが。

今回、「エリザベート」という舞台を、5公演 観てわかったこと。


「花總まりさんが演んじるものに、一つとして同じ世界は存在しない。」


毎公演、いろんな花總さんの演技に驚かされた。

それは、前回よりよかった...っという進化ではなく、前回と違うすごい世界だった...っという驚き。

以前、花總まりさんとは、いったい何なんだ...っという答えを求めること自体、無意味なのかとまで思ったこともあったが。

今回、「エリザベート」という舞台を大千穐楽まで観て、花總さんの未知なる多様な世界を持つその姿に、

もう少し、その答えを追及してみようかなって思った。

未知なるものでも、向かっている道筋ぐらいは、垣間見れるんじゃないのかな...っと。

これが、今回 わかったことです。

花總まりさん...やっぱり、面白い人だ。





2016年10月18日(火)

2016年版 ミュージカル 「エリザベート」
涼風真世さん 井上芳雄さん 前楽 千穐楽 感想
(in 中日劇場)



 

  

 

 

 




2016年版 ミュージカル 「エリザベート」 in 中日劇場
涼風真世さん 井上芳雄さん 前楽 千穐楽

2016年10月15日  17時 開演
A席  1階  中央ブロック  前方に近い列


2016年10月16日  12時 開演
A席  2階  中央ブロック  前方に近い列



観に行ってきました。

観客の方々は、ミュージカル観劇のベテランの方々がすごく多かったです。

そして、井上芳雄さんの千穐楽が10月16日ということもあり、井上芳雄さんのファンの方々が、ものすごく多かったです。

来場者の方々の会話が、少し聞こえたのですが。

毎公演、購入するチケットの枚数の多さに、密かに驚きました。

でも、今年の「エリザベート」の舞台も、10回以上観ている人もいるらしいので、ミュージカル観劇歴の長い人は、それが普通なのかなー。

ミュージカル初心者である自分には、異次元の世界だ。




中日劇場は、義務教育の学生の時、招待券をもらって観に行った、初めてミュージカルというものを観に行った劇場なんですよね。

「ピーターパン」というミュージカルでした。

自分は、小さい頃から、リアリスト派なので、「ピーターパン」という物語には、感動とかはなかったのですが。

舞台のクライマックスシーンで、ピーターパンのフライングは、すごい衝撃的だったので、鮮明に覚えています。

座った座席も、4列目の中央だったのもあり、フライングのインパクトがすごかったです。

(「ピーターパン」のフライングの話は、これで終わりにします...元気に回復するといいですね)

そのときの感動が、その後、ライブに行ったり、舞台を観に行こうという思いに繋がっている感じです。

自分を、生きた舞台へと導くキッカケとなった劇場です。

その「ピーターパン」以来の、中日劇場の観劇となりました。

そんな中日劇場も、建物の老朽化もあり、2018年3月をもって閉館となるそうです。

中日劇場、長年 お疲れ様。



10月15日の座席が、なんと...1階席 前列に近い中央ブロックだったんですよ。

マジですごかった。

自分は、無神論者なのですが、

花總まりさん演じるエリザベートを、崇拝してしまうぐらい、花總さんエリザベートに引き込まれてしまいました。

舞台セットもすべて観れたし、演じる方々の一つ一つの動きがすべてわかるぐらい。

舞台始まりは、涼風真世さん、思ってた以上にキレイだ...って感じで、気持ち上ずっていたのですが。

花總さんエリザベートの、「私だけに」の場面からは、花總まりさんが登場する場面では、花總まりワールドに、ドップリと漬かってました。

すごい世界を見せてもらった。

神席...ありがとうございました。



オーケストラピッドは、座席4列分を無くして、底抜け状態になるんですね。

指揮者がよじ登って挨拶をしてました。



10月16日は、2階席の中央ブロックだったので、舞台全体が観れました。

1階席とは違って、疎外感と、孤立感はあったけど。

舞台全体が観えたので、舞台の全体的な流れは把握出来ました。

メガネは、第1幕は使用したのですが、舞台が小さく観えてしまうので、舞台全体の迫力が欲しかったので、第2幕はメガネ無しで観ました。


隣に座った人から、花總さんエリザベートが昇天するラストシーンのとき、すすり泣きが聞こえて、ビックリしました。

舞台を観て泣く人って、本当にいるんですね。

ミュージカル初心者である自分には、新しい発見でした。


グッズ的には、帝国劇場のパンフレットには、舞台写真に涼風真世さんが載っていなかったので、中日劇場でパンフレットを購入しようと思っていたのですが。

梅田芸術劇場で、「エリザベート」を観劇した関西在住の知り合いが、自分の分のパンフレットを購入してくれたので、ほぼ中身の同じ中日劇場版は購入しませんでした。




花總まりさん、涼風真世さんの出待ちは、10月15日、10月16日と、両方にチャレンジしてきました。 (笑)

出待ちの方々は、ものすごく多かったです。

結果として、10月15日は、

花總さんは、ものすごい勢いで帰って行ったこと、

涼風真世さんは、姿を表さないで帰って行くということを、

出待ちをしている親切な方に、後で教えて頂きました。 (ありがとうございました)

で、そんなことを知らなかった自分は、出待ちの列が出来ていたので並んでみると、

井上芳雄さんと山崎育三郎さんの出待ちの列に紛れ込んでいました。

流れで、井上芳雄さんと、山崎育三郎さんと、人見知りモード全開で握手させて頂きました。

いつも気配り感半端ない井上芳雄さんに、気を使わせてしまった感じの握手...すみません。

そして、井上芳雄さん、山崎育三郎さん、ありがとうござました。

出待ちの方々は、動画主義の方が多いんですね。

動画撮影用のハンディカムまで持っている人もいて...ビックリしました。

...自分に出来る、最大限の防御を、なんとなくしてみました。 (苦笑)




10月16日は、花總さんの出を見ることが出来ました。

ってか...花總さん、自分の目の前を通って帰って行ったんですけどね。 (チーン)

「花の会」の場所で、よく見かける人と一緒に、出て行かれました。

この方は、マネージャーさんなのだろうか。 (謎)

実は、2015年度版「エリザベート」を、帝国劇場に観に行ったとき、「花の会」と書かれた机の上に、花總さんのFCのチラシが置いてあって。

物珍しさで、チラシをもらった時、そこに立っていた「花の会」の場所でよく見かけるこの方に、「お願いします」と言われて、

「はぁ...」と、答えてしまったし、
舞台も感動したし、花總さんに惹かれたのもあって、「花の会」に入ったんですけどね。 (笑)

ってことで、「花の会」に入るキッカケとなった人です。 (笑)



花總さんは、自分が並んだ列の、向かいの列の方々と、たくさん握手をしていました。

そうです、並ぶ列を間違えました。 (でも あの列は ものすごい速さで並ばないと無理だと思う 苦笑)

その列にいない 何人かの猛者の方々が、花總さんに声掛けをして握手をしてました。

...出待ち初心者の自分には、そこまではまだ無理だと、諦めモードで、

花總さんの姿を、かなり真後ろで見ながら、花總さんが帰ってく姿を見てました。

花總さん...ものすごく足が細かったです。

そして、機能性がよさげなカバンを持っていたので、カバン選びの参考にさせて頂こうと思いました。 (笑)

マスクしていたけど、メイク落とした顔も、少し見ました。

目が、すごく笑う人だと思いました。



...大千穐楽...頑張ろう。 (笑)

でも、2階席の上手側だから...運動神経には、まあまあ自信はあるほうだけど...かなり難しいと思います。




今回、出待ちというものをしてみてわかったことがありまして。

どうして、舞台を観終わった後、多くの方々が、ものすごい勢いで会場を出ようとするんだろうって、疑問に思っていたのですが。

皆さん、せっかちだなーっとか。 (笑)

遠征組の方が多いから、帰宅が大変なのかなーっとか。

...出待ちの場所取りのためだったんですね。

ミュージカルを観劇される方々って、平均年齢がそこそこ高そうなのですが。

バイタリティ溢れる方々が多いんだなーって思いました。




10月15日は、年配の知り合いと一緒に観劇しました。

その年配の知り合いも、ほぼミュージカル観劇初心者に近い人です。(自分よりも観てる回数は多そうだけど)

2015年度版「エリザベート」の舞台を観て、「世の中には、ものすごい世界がある」ってことを知った自分は、

その年配の知り合いの活力になればと、今回の観劇のチケット取りを頑張ってみました。

涼風真世さん、井上芳雄さん前楽という概念が自分の中にはなく、単なる土曜日という感覚で、チケット取りをしていて。

一般チケット発売日に、朝5時台に家を出て、チケット取りに並んでもみたのですが。

チケット取りは、無理でした。 (笑)

でも、遠方の人で、観に行けない人がいたらしく、知り合いを通してチケットをゲット出来た。 (ありがとうございました)

そんな年配の知り合い、元々、ドラマに出演している涼風真世さんのことが好きだったらしいのですが、

舞台観劇後、もっと涼風真世さんにハマってました。

もちろん、花總まりさん、井上芳雄さんのことは、すごいと言ってました。


「エリザベート」の舞台を観たら、何かしらの活力になるハズだと思ったのですが。

涼風真世さんが、その年配の知り合いの活力になったようで。 (よかった)

その年配の知り合い、この後、手術が待ち構えているのですが。

涼風真世さんを活力に、頑張って欲しいです。

ってか、「貴婦人の訪問」というミュージカルで、涼風真世さん、中日劇場で主演されるんですね。

んー...まだ、知り合いは入院中だと思う。 (残念)

自分も、この時期は観に行けない。 (くぅー)

年配の知り合いは、また涼風真世さんの舞台を観に行きたいと言っていたので、

舞台に観に行ける状態に回復したら、涼風真世さんの舞台のチケットを取ろうと思います。

涼風真世さん、ありがとうございました。





ここからは、配役の方々の感想です。

花總まりさんの感想は、後ろのほうに載せてます。


2016年度版「エリザベート」を観劇したのが、2016年7月3日の帝国劇場。

それ以来、2度目、3度目の観劇になりました。 (2015年度版を合わせたら 3度目 4度目の観劇)

「エリザベート」の世界...どんな感じに進化していくんだろう...って思ったのですが。

単なる進化とかじゃなかったですね。

深みと凄みが増していた...って感じでした。

元々、クオリティの高い方々の演じる舞台だったのですが。

最強の能力と、パワーのぶつかり合い...そんな感じでした。

すべてが完璧だった。

舞台を観る、視野が間に合わない...って思うぐらい。




まず、「エリザベート」の世界に溶け込み過ぎてる、フランツ役の田代万里生さんの存在が、そこにありました。

「1789」という舞台を観に行こうか迷ってた時、マリー・アントワネットが最期を迎えるシーンで、「神様の裁き」という歌のシーンの映像を、フランツ版で観てた時、

マリー・アントワネットが唄うときに、お付きの侍女4人も登場するのですが。

その侍女の1人が、ものすごく自然...っていうか、その世界にすでに存在している人...みたいな感じで。

何回観なおしても、違和感、存在感ってのが全然ないんですよね。

そのとき、舞台を観る見方に、新しいヒントをもらった感じでした。

そう、空気のように舞台上に存在している人...そんな役者さんが、舞台という世界には、存在しているんだということを。

どこのどなたかわかりませんが、侍女役の方、ありがとうございました。


で、フランツ役の田代万里生さんの演技は、正に空気でした。

花總さん演じるエリザベートを、心置きなく観ることのできる...いや、違和感無く、観ることをさせてくれる演技。

そう思えるフランツだった。

たとえ、目の前で花總さんとのキスシーンを見せられても、空気だから許すって感じで。 (笑)

同じくフランツ役のWキャストである、佐藤隆紀さんの演技を観たら、もしかしたら違う感想が出てくるかもしれませんが。

そういう意味でも、東宝版「エリザベート」のDVDが、手元に届くのを楽しみにしています。




精神病院のシーンでソロパートを歌う真瀬はるかさん、歌が上手かったです。

伸びる感じの声でした。




未来優希さんは、ボリューミーさが増してました。

存在感があるから、「エリザベート」のボスキャラだと、密かに思っています。

そして、エロい。 (笑)




山崎育三郎さん演じるルキーニは、歌が上手くて、淡々と「エリザベート」という物語を進行してくれて、

今回も、花總さん演じるエリザベートの世界へ、迷いなく導かせてくれました。

あと、衣装の着こなしがスマートでした。




成河さん演じるルキーニ。

...下衆っぽかったです。

そして、高音のルキーニだったので、舞台そのものが、高音の「エリザベート」だと感じてしまいました。

成河さん演じるルキーニは、動画とか観て、ものすごく期待して、楽しみにしていたのですが。

確かに、見方によっては、斬新という言葉や、過去のルキーニ像の打破...という賞賛もされるんだとは思うけど。

過去、ルキーニという役は、高嶋政伸さん一人が演じていた年数が長いらしいので。

長年、「エリザベート」という舞台を見続けた方々からしたら、ある一定の形のルキーニ像っていうのが存在するんだと思う。

だからこそ、全く想像もしなかった形のルキーニを演じた成河さんのルキーニ像は、ものすごく新鮮で、衝撃的で、賞賛されているのかもしれない。

でも、自分は、そこまで「エリザベート」という舞台を観ているわけではないので。

成河さんルキーニに、自分が観ている「エリザベート」という舞台を、何度となく破壊され続けた...って感じがしました。

斬新ではなく、兇器だと。

演技的にも、すべてが変化球な感じでした。

その演技に、自分がハマればいいんだと思うけど、残念ながら、その高音過ぎる声と、目の前で、舞台を破壊されていくルキーニという存在に、

またそう演じるのか...っていう、負の感覚で、成河さんルキーニを観てしまいました。

この舞台で、涼風真世さん演じるゾフィは、最後なのに...。

花總まりさん、涼風真世さんの演技に目を奪われた、その直後に、成河さんルキーニから、その世界を壊されるって感じで。

なんか...悲しかったです。


自分が観た、2015年度版「エリザベート」では、尾上松也さんがルキーニを演じていたのですが。

尾上松也さん、舞台上で小さなミスとかもしてましたが、

ミュージカル初心者である自分の視線には、逆に、ミュージカルという舞台に慣れていない土壌で、泥臭く力技で演じる尾上松也さんルキーニが、

自分には新鮮だったし、「エリザベート」という舞台を、面白く観せてもらえた。


もし、最初に成河さん演じるルキーニで「エリザベート」という舞台を観ていたら、次の観劇はなかったと思う。

ミュージカル初心者である自分には、成河さん演じるルキーニは、まだ理解不足の領域なんだと思った。

そして、成河さんの演技プランと、自分が求める「エリザベート」という世界とは、向かうベクトルが全然違うのかもしれない。

残念です。




井上芳雄さん演じるトート。

トート役は井上芳雄さんの舞台しか、まだ観ていないので。

自分の中で、トートという像が、なかなか構築出来ていなかったんですよね。

ただ、今回で4回目である、井上芳雄さん千穐楽を観て、なんとなーく、トート像というものの形が見えてきた感じがします。

多分、もっと早くに、構築出来る演技を、井上芳雄さんはしていたんだと思うんだけど。

自分の中で、花總さんエリザベートへの執着心が強すぎて...トート像の構築までは、あまり余裕がない。

今回、井上芳雄さん演じるトートは、歌声で感じるトートなんだということが、なんとなくわかってきました。

歌声で、呼応させるというか。

声を響かせるというか。

歌声に魂を上手く乗せ、自由自在に動き回っているというか。

トートという存在すべてを歌に乗せた表現が、ものすっごく、心地よく伝わってきました。

歌が上手いという領域を、超えてる感じがしました。

帝国劇場で観た井上芳雄さんトートとは、明らかに違う、高みの領域に存在するトートでした。

ただ...どうして、あんな表情で演じるんだろう...って場面は、何度かあったけど。 (苦笑)

もったいない。

少年ルドルフを演じる姿は、本当に殺しそうで、ゾクゾクしました。

あの姿だけは、歌声が無くても、完全にトートの姿だと思いました。

あと、ムチが似合う人だと思った。




涼風真世さん演じるゾフィー。

元々、涼風真世さんのビジュアルが好きだったのですが。

涼風真世さんの歌っている動画を観て、歌が上手い人なんだなーってのは知っていたし。

バラエティ番組を観て、涼風真世さん、面白い人だって感じで。

自分の中で、涼風真世さんは、好感度ポイントが ものすごく高い人だったのですが。

実は、演技は、まだ観たことなかったんですよね。

で、今回初めて、涼風真世さんの演技を観ることに。

香寿たつきさん演じるゾフィーが、クオリティが高かったので、

涼風真世さん演じるゾフィーに対しても、期待値は結構高めに持って、観に行きました。

で、初めてリアル涼風真世さんを観たのですが...。

想像を遥かに超える美しさでした。

最初の登場シーンで、無表情で踊るシーンがあるのですが。

ヤバいですね...涼風真世さんゾフィーを、一瞬で好きになっちゃいまいました。 (笑)

花總さんが登場していないシーンでは、自然と涼風真世さんを目で追ってました。

ってか、涼風真世さんキレイだ...って感じで、ゾフィーとしてではなく、涼風真世さんとしか観れてなかったです。

老けたシーンでも、やっぱりキレイでした。

そして、演技も好きだし、声もいいし、歌声もやっぱりよかった。


一番好きな、涼風真世さんゾフィーは、お見合いのときのドレス姿です。

キレイで、オシャレで、飲み物を飲むとき、「熱っ」って言うところが、いい感じです。 (笑)

この場面は、花總さんエリザベートと、涼風真世さんゾフィーの、小さな演技をそれぞれ観なくてはいけないので、自分の中で、かなり忙しい。 (笑)


ってか、あんなに横顔がキレイな人、初めて見たかもって感じで、

涼風真世さんの横顔に、かなり惹かれてしまいました。

相当、キレイな骨格をしてるんだろうな。


っと、涼風真世さんの姿に、夢心地で観ていた自分ですが。

10月15日の舞台では、涼風真世さんゾフィーの最後のソロパートのシーンで、

涼風真世さんゾフィーの歌と、オーケストラとの不協和音が...。

ん???

って感じで、歌が始まったときは、違和感ありまくって、夢心地モードから引き戻されたのですが。

その不協和音を、涼風真世さんは力づくでねじ伏せ、

ゾフィー ここにあり...って感じで、見事に歌い切り、死ぬシーンまで演じました。

ゾフィー...さすがだ。

って思いながら、そのシーンを観てました。

このシーンでは、涼風真世さんはゾフィーにしか見えなかったです。


10月16日は、2階席から観たのですが。

2階席から、涼風真世さんに、たくさん賞賛の拍手してきました。




花總まりさん、涼風真世さんという、お気に入りの役者さんが2人も出演しているという舞台...すごい満足感だった。

今後、花總まりさん、涼風真世さんが出ているミュージカルは、要チェックだ。

ってか、何気に、会場に置いてあった涼風真世さんのチラシもらってきたのですが。

涼風真世さん、今度 コンサートやるんですね。

2016年12月28日(水)
涼風真世 35th Anniversary Album 「Fairy」 発売記念コンサート
昼 開演 14時
夜 開演 18時
東京 銀座ヤマハホール
全席指定 9500円

年末に東京...無理だ。 ( ノД`)シクシク…


涼風真世さんの舞台とかは、何気にチェックしとこうと思いました。

そして、いつか出待ちで、生の涼風真世さんを見てみたいって思いました。

ってか、ミュージカル「貴婦人の訪問」...何故、この時期の公演なんだ...って感じです。 (泣)





ここからは、花總まりさんについて書きます。 (書きたい順に書いたので 場面の順番はバラバラです)

迫真に迫る演技。

趣が、かなり増してました。

そして、より皇后らしく。

気品とオーラも、増してました。

おそらく、近寄れないぐらい。

10月15日は、前列ブロックの中央付近という、神席での観劇だったので。

花總さんエリザベートの、間の取り方、目の動き、表情。

すべて、手に取るように伝わりました。

この席に座っていなければ、絶対に感じ取れない、花總さんエリザベートが持つ空気感を、味わってきました。



天空でのシーンでの、「私だけに」の後の場面からは、花總さんエリザベートの姿からは、目を離してはいけないって、マジで思いました。

だから、「私が踊る時」のシーンでは、歌の後半で、自分の視界では、花總さんエリザベートを観るか、キョロキョロしながら、エリザベートとトートの両方を観るか、の選択を迫られたのですが。

迷わず、花總さんエリザベートを観るほうを選びました。

でも、井上芳雄さんトートは、歌声だけでも、完璧なトート像を構築させているので、

その姿が視界から消えようとも、花總さんエリザベートを観ながら、エリザベートに呼応するトートを想像することが出来た。

なんとも、贅沢なシーンだった。


花總さんエリザベートの少女時代は、自然な無邪気さが増してました。


パンフレットに、「私だけに」のシーンで、歌に入るまでの間を大事にしているみたいなことを書いていたのですが。

確かに、歌が始まるまでの時間は、エリザベートが何かを決心するまで、とても大事な時間なんだということを、

その少し長い間の時間で、花總さんは舞台から魅せてました。

その間から静かに始まる「私だけに」は、「エリザベート」の世界を、一気に、花總まりエリザベートの世界へと変える、魔力的な歌だと思いました。



そして、鏡の間。

1階席 前列ブロックで観る、鏡の間って...。

花總さんエリザベートの輝き...すごかった。

神の領域だね、あれは。

魂が吸い込まれるかと思った。



舞踏会のシーン。

フランツとのダンスから、トートダンサーとのダンスへと変わったときの、花總さんエリザベート表情...なんとも言えないですね。

あんな表情で踊っていたとは...収穫でした。



最後通告のシーン。

以前、花總さんが、この最後通告のシーンでトートの元に行ってしまいそうになるって、貸切公演のトークショーで言っていたのですが。

なるほど、あのタイミングだからこそ、トートを振り切れたのかと、この場面は、花總さんの間というのを注視して観てました。



体操室のシーンでは、花總さんエリザベートが、井上芳雄さんトートを指を指して追い出すシーンを観て、

やっぱり、自分的に黄金比率の、花總さんエリザベートの衣装と立ち姿だと、、一人納得していました。 (あやしいですね...笑)

コルセットは...あったほうがいいか、無いほうがいいか...悩ましいところです。 (怪)



精神病院のシーン辺りから、花總さんエリザベートの出す声のトーンが、落ち着いていくのがすごくわかるんですけど。

この声とかも、すごく好きですね。

花總さんの出す声って、自分の中で、好きな音域の範囲、すべてなんです。

だから、花總さんがどんな風に演じようと、すべてが好きなんですよね。

自分自身の声質が、あまりよくないってのもあるから。

人の声質に、過敏なのかもしれませんが。



「ママは僕の鏡だから」。

花總さんエリザベートと、ルドルフとのシーン。

2階席、中央ブロックからは、
窓に映った、ハプスブルク家の紋様の影と、そこに映る、花總さんエリザベートと、ルドルフの姿が映し出されていましたが。

ハプスブルク家の紋様の影の下、ルドルフの姿はやがて消え、エリザベートの姿のみを、その窓は映していました。

そして、エリザベートも姿を消す。

「1789」で観た時の、鏡の前でのシーンの、摩訶不思議さは無いけど。

少し、面白いシーンではありました。



最期に、花總さんエリザベートが、ルキーニに刺されるシーン。

いつも、ルキーニのナイフの刺し方と、花總さんエリザベートの死に方に違和感を持っていたのですが。

なるほど、花總さんエリザベートは、死にながら帽子を取らなきゃいけないから、違和感ある倒れ方をしていたんですね。

倒れたら、自然と帽子は取れるものだと思ってました。

でも、その後、見事に昇天していくので、こういう死に方もあるのかなーって思って観てました。



今回観た、自分が好きは花總さんエリザベートで、一番好きな顔は、

「私が踊る時」のトートに勝ち誇ったように歌う姿です。

ヤバいぐらい、カッコいい気品だった。




<千穐楽 舞台挨拶>

10月16日は、涼風真世さん、井上芳雄さんの千穐楽でもあったので、

成河さんが仕切って、お二人の挨拶がありました。

涼風真世さんからは、
「昔 妖精、今 妖怪、涼風真世でございます」という、涼風真世さんの定番らしい挨拶、生で聞けました。 (笑)

ゾフィとして舞台に立って、生きたことを幸せだったと言ってました。

そして、悔いは無いと、ビシッと言ってました。

...自分は、悔いがあるので、またゾフィを演じて下さい。 (笑)

そして、涙声になって、涼風真世さん自身、「エリザベート」のカンパニーでは、一番の年上だけど、皆さんに支えてもらったと、言ってました。

公演中、涼風真世さん自身に、大きな出来事があったらしいです。

以前、涼風真世さんのドキュメンタリ番組を、少し観たことあったのですが、ご家族思いの方なんだなって思いました。

最後に、体に気を付けて下さいって、共演者の方々に言ってました。

その言い方とか、挨拶とか...もしかして、中身はすごく可愛い人なんだろうかって思いました。

自分の中での、涼風真世さんポイントアップです。 (笑)




井上芳雄さんの挨拶は、「昔 プリンス、今 死神、井上芳雄です」...たぶん、被ってます。 (笑)

そして、涼風真世さんの新しいアルバム「Fairy」を持ち出して、タイトルが「妖精」だと、何気にイジってました。

たぶん、涼風真世さんが涙目になってたので、わざとイジって、涼風真世さんを笑いに誘おうとしたんだと思います。

あと、さり気に涼風真世さんのアルバムの話題を出したりと。

今回も、気遣い半端ないです...井上芳雄さん。

こういう、人間力の高い人って、見てて勉強になるんですよね。

あと、一足先に千穐楽を迎えることが寂しいと、千穐楽の日に思ったと言ってました。

そう思うのが千穐楽の日であるということで、トート役を演じることに、充実さと、1日1日、ギリギリのところで舞台に立ってたのかなーっとか思いました。

「エリザベート」のカンパニーは、いいカンパニーだったということを、井上芳雄さん節で、褒めてました。

井上芳雄さんは、人間力は高いけど、たまに皮肉も混ぜるので。 (笑)

あとは「エリザベート」カンパニーへの大千穐楽までご支援をとか、

中日劇場が閉館することとかの挨拶をしてました。

最後に、ルドルフ役を経て、トート役を演じ。

もう、「エリザベート」では演じる役がないから、またトート役で戻ってきたいみたいなことを言ってました。

そこで、大きな拍手がありました。


その後、花總さん、井上芳雄さんのカーテンコールが3回。

1回目は、普通の挨拶での、カーテンコール。

2回目は、挨拶からの、花總さん、井上芳雄さんとハグ。

そして、花總さんが、井上芳雄さんの首を絞めかけるというパフォーマンス。

で、井上芳雄さん、死神だけど、死にかけましたパフォーマンス。 (笑)

3回目は、挨拶からのハグで、カーテンが降りてくるときに、井上芳雄さん投げキスの、

それに反応した花總さんが...で、幕が下り、二人は自分の視界から消えました。




自分が観てきた「エリザベート」という舞台は、

花總まりさんエリザベート、井上芳雄さんトートという形でした。

だから、10月15日、10月16日の舞台が、自分が見続けた舞台「エリザベート」の世界の最終形でした。

そして、その求めていた答えが、10月15日の舞台にはありました。

自分が求めていた、完璧な「エリザベート」の世界が。




10月23日 大千穐楽。

この日の舞台には、花總まりさん演じるエリザベートの、最後の姿だけを観に行きます。

トート役が城田優さんなので。

自分が観たことのない、花總さんエリザベート姿が、目の前に現れると思います。

2階席上手側...舞台まで遠いけど、すっごく集中すれば、すべてを吸収できるはずだ。





2016年10月11日(月)

この冬もロンリーですが...。 (笑)



そう言えば。

数少ない年賀状をやり取りしている知り合いの一人(年上の知り合い)が、1年前に結婚して、

未だ、ロンリーなのは、自分一人となりました。 (笑)



冬の寒さが身に染みる頃、知り合いから家族写真付きという、温かそうな年賀状が少し届きます。

そして、自分のロンリーな年賀状をお返しするという儀式を、毎年行っております。

...いつか、年賀状とはおさらばしたいです。 (。-_-。)



今は、やることがあるので、この冬も、ロンリーを気にせず過ごすと思います。

強がりではありません...たぶん。 (キリッ)





2016年10月08日(土)

そのうち...。



そのうち、引っ越すのですが。

って、もう少し先だけど。  ( ̄m ̄)

前々から、引っ越す予定にしていたのですが。

延び々にしてました。


引っ越したら、テレビを買おうと思っていまして。

今より、大きめのインチのテレビを。

って、DVDを観るためですが。 (テレビは ほとんど観ないので)


電機店に行くと、家電製品のサイクルの速さに驚きます。

引っ越しを、延び延びにしている間に、テレビ製品の栄枯盛衰を見続けた感じです。 (競争が激しい世界だ)





2016年10月05日(水)

∞ (無限大)...。



何事も、「タイムリミット」 というのは、死ぬ間際だと思っている。

「リミット」 というのは、単なる言葉に過ぎないし。


好きな言葉は...「∞ (無限大)」。
 ( ̄m ̄)