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管理人Miniyon の日記

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日記の更新があっても掲示板への返信などができないときがありますが、掲示板はしっかりと読ませてもらっています!(^^)

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2022年03月31日(木)

ミュージカル 「リトルプリンス」
花總まりさん 出演

愛知公演
2月5日
2月6日 千穐楽

感想、レポート





  

  

  

  

   

  

  



ミュージカル「リトルプリンス」

in 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール (愛知公演)

2022年2月5日(土) 18時 開演

1階  センターブロック  中央より前の列


2022年2月6日(日) 13時 開演   大千穐楽

1階  センターブロック  中央より前の列


感想です。 (^O^)



ミュージカル「銀河鉄道999 THE MUSICAL」のチケット到着のこととか。

書きたいことがあるので、舞台の観劇前には更新しようと思ってます。





開かない瞳が開きやすくなるって聞いて、

コンタクトレンズを、新しい種類に変えたら、

睨んでる...?

って、最近、知り合いに言われた。

目つきの悪さが改善するんじゃなかったんかーい。

話が違うじゃん。

舞台も、このコンタクトレンズを装着して観劇してたんだけど。 (睨んでないです 泣)


あの...。

ガチで睨んだのは、舞台「本日も休診」千穐楽での舞台挨拶のときだけです。(すみません)




パンフレットは、事前にオンラインショップの東宝モールで購入。

丁寧な梱包で届いてた。

オタクの気持ちがわかってる東宝さん、やるな。 (笑)

読み応えのある内容で、「星の王子さま」の原作を読んだ後、調べまくった分野のことも掲載されていて。

自分が観てみたい世界と、舞台の方向性が同じかもしれないってワクワクした。





2月5日の観劇日は、朝から小雪が舞う一日だった。


自分が観劇した2月5日、2月6日のチケットは、プラチナチケットだったらしい。

第6波で緊急事態宣言中のコロナ禍でも、地方公演で満員御礼って、すごくね?


自分に届いた、神席2枚のチケット...。

特に、2月5日は、ものすごい神席だった。

FC「花の会」さん、ありがとうございました。




「リトルプリンス」の舞台は、

今までにない感覚の舞台だった。


最初に観劇した、加藤梨里香さん星の王子さまの舞台を観て、舞台はやっぱりすごいなって思ったら、

大千穐楽の舞台に、土居裕子さんという、強すぎる星の王子さまが降臨。


花總まりさんの出演が、第1幕がメインで、登場する場面も少しってのもあったからなのか。

いつも観る花總まりさんの舞台とは、自分の中で舞台の感じ方が違っていた。



「星の王子さま」は、3冊読んだ。 (テキトーに選らんだ)

最初に、オリジナルの原作 (内藤濯 著)を読む...難しい。

続いて、新訳 (倉橋由美子 著)を。

そして続けて、

新訳 (芹生一 著)の本を読むことで、

読む人によって、全くテイストの異なる「星の王子さま」の世界があることに気づく。


花總まりさんは、演出家の小林香さんから勧められた2冊の「星の王子さま」を読んでから、作品創りに参加したらしい。

どの作家さんの「星の王子さま」を勧められたのだろう。 (すごく気になる)


「星の王子さま」を読んで思ったのは、悲しいストーリーだなと。

悲しみをいくつも背負った星の王子さま。

戦争で苦しむ友や祖国のことを思い執筆した、作者の悲しみが痛く伝わる。

「リトルプリンス」の舞台の観劇後に勃発した、世界で起こっている戦争とリンクする悲しみ。

星の王子さまは、どのような悲しみを背負っているのだろう。


「星の王子さま」の有名な言葉、「大切なものは、目には見えない」と共に、

「リトルプリンス」の舞台では、「悲しみ」という視点でも、舞台を観ようって思った。

そして、

星の王子さまを、子供として見ないようにしよう...とも。




花總まりさんの感想は、下のほうに書いています。 ↓




舞台セットは、穴が大きく開いたセットが、舞台の上と、左右の壁に。

それを、映像や、光の演出などで「星の王子さま」の世界を作っていた。

舞台の上手には、壊れた飛行機が。

かなり壊れているけど、年代物でカッコいい飛行機だった。


井上芳雄さん飛行士が、飛行機に乗って墜落してしまうシーンが冒頭から。

飛行から墜落までの迫力ある映像演出で、星の王子さまの世界に導かれる。

アトラクションみたいで、テンションが上がった。


シアタークリエってお気に入りの劇場なんだけど、作品もクリエイティブで面白いな。

細かい演出も、観てて楽しかった。


演出は小林香さんという、2020年帝国劇場コンサートを演出された演出家さんとのこと。

どんな舞台演出をするんだろうって、興味があった演出家さん。


ダンスパフォーマンスで想像を膨らませ、次のシーンで解釈を深めるとか。

視界に入って来る世界だけではない、想像と構築の世界という、物語の世界を観客自ら広げていくってのは面白かった。


今作品は、音楽座「リトルプリンス」の作品が元になっているとのこと。

キレイな旋律、熱い音楽。

琴線に触れる音色がたくさん流れていた。

拍手をしたいけど、拍手をすると次のシーンの世界観を壊さないかと躊躇する、すごく繊細な世界。

演技者にダンサー、音楽や光の巧みな調和。

全てが心躍る、刺激的な舞台だった。




【内容の感想】


日没の場面 (第1幕 バオバブ)

日没を座って眺める、悲しみの星の王子さま。

弟を亡くした飛行士の悲しみ、あの頃の思い出。

という、悲しみが描かれた場面だった。


飛行士の言葉に、悲しみということにハッとする星の王子さまという流れ。

悲しみの表情を見ながら、土居裕子さん、加藤梨里香さんの星の王子さまは、どのような悲しみを背負っていたのだろうか。

悲しみを解くカギは、自分にはわからなかったけど、

悲しみを見つめる瞳は、澄んでいた。


「ハチミツの色のとき」

ふたつの影法師...って歌詞のとき、星の王子さまと飛行士の影が、下手の壁に2人重なるように射影される。

悲しみを背負う飛行士と、星の王子さまの、重なり合った2つの悲しみの影から、

星の王子さまと飛行士が同じ存在であるという、隠れたメッセージが受け取れる。 (考えすぎかもだけど)



砂漠に吹く風

ダンサーさんが、砂漠に吹く風を表現。

砂漠に咲く、加藤さや香さん黄色い花。

砂嵐により地面から根が抜け、自由を手に入れ喜び踊る黄色い花。

しかし、すぐに砂嵐に飲み込まれて、死んでしまう場面。

花總まりさん「花」が、地面に根付いて動けず、つまらないと歌う姿とリンクする。

花總まりさん「花」が求める自由は、やがて、死んでしまう儚さなのか。

星の王子さまが知った儚さは、いつかやって来る「花」の死...深い。




第2幕、ラストシーン

2月5日の観劇のとき、自分の前の座席の人が、手を顔に置いてて、何をしているんだろうって見たら、ずっと泣いていたみたいだった。

自分の周囲で泣いている人も、何人もいた。

感動するのがわかる作品だった。





【出演者の感想】

木暮真一郎さん王さま

王さまに、ツボッた。 (笑)

おバカキャラ全開で、ワイヤーに吊るされての登場。

王さまなのに、諦めが早い。

寝転がっても、王冠は絶対に落としたくないらしい。 (笑)

愛すべき王さまキャラだった。


実業家、うぬぼれは、テンポがいいキャラだったし、

点火夫、地理学者は、女性のキャストさんで、柔和な感じのキャラ。

呑み助は、原作と同じく、ビミョーな位置。

どのキャラも面白かった。

あ、

実業家の場面で、原作とは違う数字だった。 (数字の違いに意味があるんだろうか...ふむ)




ダンサー

「リトルプリンス」の舞台は、ダンサーさんがたくさんいた。

個性のある動き、楽しそうに踊るダンサーさん。

砂漠のシーンのダンスが、一番好きかも。 (全ての場面で)




加藤梨里香さん星の王子さま

坂本真綾さんの代役で、急遽出演が決まったキャストさん。

加藤梨里香さんは、可愛い星の王子さまだった。

役作りが丁寧で、星の王子さまという存在がよく伝わった。

そして、歌が上手い。

ストーリーをわかりやすく観せてくれた星の王子さまだった。




大野幸人さんヘビ

自分の座席の周囲が、大野幸人さんヘビが登場した途端、ヘビの空気に飲み込まれたぐらい、毒性が強かった。

すごいね...ってザワついた声が、周囲から聞こえたし。

あ、

星の王子さまを噛むのは、足ではなく、首だった。 

ヘビのメイクは、写真より舞台で観るほうが断然いい。




井上芳雄さん飛行士
井上芳雄さんキツネ


久々に、井上芳雄さんの舞台を観劇。

柔らかく、脳裏に響く歌声、躍動するメロディー。

井上芳雄さんの歌声を聴きながら、あぁ、この感覚よ...ってなった。

井上芳雄さんの演技をもっと観たいのに、自分の視界が狭くて、

花總まりさんや、星の王子さまを追ってしまって。


2回目の観劇となる大千穐楽では、

衝撃的な、土居裕子さん星の王子さまの降臨...目が足りなかった。


井上芳雄さん飛行士は、少し尖った、だいぶ大人な感じのキャラだった。

でも、

2幕ラストで、星の王子さまと楽しく童心のようになって笑っていて、星の王子さまの力、すげーってなった。


飛行士と、キツネとのギャップが。 (笑)

井上芳雄さんのキャラ属性の振り幅よ。


井上芳雄さんのキツネが可愛い系で、キツネの衣装を考えた人、すごくね?

井上芳雄さんファンの人、萌えまくってそう。 (笑)

いつも楽しそうで、明るくなる力強さの雰囲気を持つキツネだった。


あ、

カーテンコールで、しっぽで遊ぶ井上芳雄さん。

しっぽで遊ぶ大人を見たのは、浜崎あゆみさん以来。 (笑)

花總まりさんが下手側だったから、上手に立つ井上芳雄さんは、視界から消えてしまう自分の視界の狭さよ。 (泣)




土居裕子さん星の王子さま

こんなメチャクチャな女優さん、初めて見た。

エネルギッシュで、歌の力が強くて、何を伝えたいのか強いメッセージを内に秘めてて。

そして、

Wキャストの加藤梨里香さん星の王子さまの像を持つ記憶が、次々と吹き飛ばされて行く。

あぁぁ、加藤梨里香さん。

気づいたら、ラスト後半の、「約束」の場面で、力強く訴える土居裕子さん星の王子さまの世界観に、ストンと堕ちた。


もしかして、第1幕から土居裕子さんに魔法を掛けられていたってやつなのか。

土居裕子さん、ラスボスすぎん?

「リトルプリンス」の世界を、音楽座の初演から創り上げたエネルギーって、こんなにすごいのか。


舞台「エリザベート」の初演から魅了し続ける、花總まりさんのエリザベートのすごさが、すごくわかった。

舞台を一から創り上げるキャストさんの力って、ホントすごいんだな。


「リトルプリンス」の持つ世界の全てを知り尽くしてるからこその、説得力だった。


土居裕子さんは、自分を強く持っている星の王子さまって感じで、

想像していない次元のエネルギッシュさに、最初は混乱した。

そして、

第2幕のラスト、星を見上げることへの説得力に、ストンと土居裕子さんの星の王子さまの世界に堕ちていった。

自分でもビックリした。

土居裕子さんの世界観って、すごい。


どこにでも生えてくるんだとわかる、バオバブを引き抜く演技。

土居裕子さん星の王子さまは、動きの一つ一つが細かかった。

そして、

メッセージ力が強い歌声。

子供に見えない、でも、大人でもない、自分が見ようと思っていた星の王子さまの像。

加藤梨里香さんの星の王子さまがよかったから、

より、土居裕子さんの星の王子さまが心に突き刺さったのかもしれない。


あ、

観劇した小学生が、土居裕子さんの星の王子さまを、15歳?...って言うてたのが聞こえた。

土居裕子さん、優勝ー。




【カーテンコール】

2月5日 カーテンコール4回

下手から、花總まりさん、加藤梨里香さん、井上芳雄さん、大野幸人さん。

1回目 舞台挨拶
2回目 オーケストラの方々も
3回目 舞台出演者全員
4回目 花總まりさんと、加藤梨里香さんハグ。
井上芳雄さん、イジける、そして、シッポを振る。 (笑)



【舞台挨拶】

井上芳雄さんの気づかいあるトーク、今回も面白かった。

って、

井上芳雄さんのトークの仕方って、もしかして、方向性が変わった?

コロナ禍や、今の立ち位置とか、いろいろ考えているんだなって思った。



加藤梨里香さんのみ、千穐楽とのことで。

加藤梨里香さんの挨拶。

言いにくそうに、最後の場面で歌詞を間違えたと。

すぐに井上芳雄さん、花總まりさんのフォローが。

「いいのよ、気持ち、気持ち」っと、花總まりさん。

花總まりさん、ホント優しいな。

歌詞の間違いは無いほうがいいけど、

初見の自分には、いい世界だな...って思いながら舞台を観ていたので、

加藤梨里香さんの星の王子さまは、最後までいい世界だった。




2月6日 大千穐楽 カーテンコール5回

下手から、花總まりさん、土居裕子さん、井上芳雄さん、大野幸人さん。

1回目 舞台挨拶
2回目 オーケストラの方々も
3回目 加藤梨里香さん私服で
4回目 花總まりさんが、土居裕子さんにエアキス。
5回目 上手にはけた井上芳雄さん、顔をチラッとのぞかせる

舞台挨拶

大野幸人さん、花總まりさん、井上芳雄さん、土居裕子さんの順番で舞台挨拶。


大野幸人さん

短めに、舞台に参加出来たことへの感謝。



花總まりさん

舞台の幕が全て上がったことへの感謝の言葉。

そして、

「(星の王子さまは) 帰っちゃったの?」 (悲しそうに話す 花總まりさん)
「あなたのところによ」 (土居裕子さん)

どこからツッコミを入れるべきか。 (笑)

花總まりさんの天然は、本当に可愛すぎる。


舞台という人が演じて創る作品だからこそ、「リトルプリンス」の舞台が、原作を超えて一番素晴らしい作品だ...って感じのことを、笑顔で語っていた花總まりさん。

心も充実した舞台だったんだな。



井上芳雄さん

音楽座のこと、土居裕子さんが宇宙人ってこと。

そして、作品が素晴らしから再演をということとか...。



土居裕子さん

土居裕子さんが、朝に見たというCM。
「年を取るってことは、魂がふけることじゃない」(by 矢沢永吉)

って、矢沢永吉さん風に言ってて、

土居裕子さん、魂もカッコええーってなった。

ヤバい、面白すぎる。 (爆笑)

魂は、永遠の星の王子さまだ。

っつか、

パンフレットとイメージが違いすぎるって、どういうこと? (笑)

土居裕子さん、かなり推せる。




花總まりさん「花」の感想です。


第1幕の途中ぐらいに、下手から、花總まりさん「花」のシルエットが登場。

下手が暗転しているときに、舞台セットのように押し出されて運ばれる花總まりさん「花」。

スポットライトが当たった瞬間、一輪の真紅の花が舞台上に現れる。


大千穐楽で隣に座った方々が、知り合いグループ数人での観劇だったみたいで、

花總まりさんが登場したとき、「花總まりよ、観る」って、オペラグラスが次々に、横に手渡しで流れていたのは、吹きそうになった。 (笑)

登場した真紅の「花」のキレイさに、花總まりさんが存在するだけで、劇場内が華やかな雰囲気になる。

花總まりさんの人を惹きつけるオーラは、ホントにすごい。


宝塚歌劇団の下級生以来という、花總まりさんの影コーラスがありまして。

花總まりさんの影コーラスは、第1幕のラストシーンだけとのこと。

影コーラスのハモりを真剣に聴いて、花總まりさんの声を発見したときは、はう...ってなった。

第2幕の後半、砂漠のシーンの影コーラスは、花總まりさんではないらしい。

確かに、ビミョーに、花總まりさんの声質ではなかった。


花總まりさんって、衣装が多いイメージだけど、「リトルプリンス」では登場シーンも短いからか、赤い真紅の衣装のみ。

でも、その衣装姿がキレイで麗しすぎて。

衣装さんのデザイン力、衣装を着こなす花總まりさんの美しさ。

美が凝縮された、麗しい「花」だった。



花總まりさん「花」の衣装のトゲは、4つあるらしい。

真紅の花びらが強い衣装だけど、トゲもチラッとだけど見えた。



アクビをして起きる、花總まりさん「花」。

くぅっ...可愛い。

自分の開かない瞳が、全力で開いた。 (目つきが悪いのは...すみません)


楽しそうに唄う花總まりさん「花」の、人を幸せにする溢れる笑顔。

星の王子さまと仲良く楽しそうに歌う、花總まりさん「花」。

メチャクチャ可愛すぎる。

からの...ツンデレ。

花さんよ、何が起こった。 (笑)


すごく可愛いツンデレの「花」。

困らせることを考えてる表情が、んー...たまらん。

そんなに可愛く考え込まれたら、どんなワガママも、可愛すぎて聞いちゃうよ。

そして、

恥ずかしがって咳をする、わざとらしい、アザとさよ。 (笑)

咳払いぐらいかなって原作を読んだときは想像していたけど、ガッツリした咳だった。

わざとらしすぎて、すごく萌えた。 (笑)

花總まりさん「花」は、原作より、すごく可愛いツンデレだった。



花總まりさん「花」は根付きすぎて、ほとんど動かない。

星の王子さまと、花總まりさん「花」との会話の途中で、

一瞬、飛行士と恋人シーンに場面が切り替わるんだけど。(第1幕でした...第2幕でははなく)

ワガママな花總まりさん恋人と、自分のことしか考えていない井上芳雄さん飛行士。

星の王子さまの「花」から、飛行士の恋人へ。

ワガママな「花」と、ワガママな「恋人」という同じ領域にいながら、

「花」から「恋人」へと、自身の存在を変えていく。

恋人という一人の女性として立ち上がった瞬間、場面の空気を替える、放たれた気品と眩しいオーラに、

花總まりさんの存在感は、本当にすごいなって思った。


何気に、

飛行士の恋人の気持ちより、

「花」の気持ちのほうがシックリきてしまった自分は、

恋愛偏差値が低い、「花」属性なのかもしれない。(汗)

アマノジャクだし、素直ではないし...。



第1幕のラストに、歌いながら舞台のセンターに立つ花總まりさん「花」。

青い照明の世界の中に立つ、幻想的な真紅のバラの花。

一輪の「花」としても、恋人の女性としても、その姿はとても美しかった。



「冷たい風」

花總まりさんの生歌は、音の広がりが心地いいんだよな。

軽やかなのに、すごく柔らかい歌声だったり、

「冷たい風」のときは、歌声に重厚さが増し、「花」の切ない心が響き渡る。

もっと歌声を聴きたかった。

もっと「花」の姿を観ていたかった。


とても短い登場の、花總まりさんの「花」。

そして、また、

下手が暗転して、舞台セットのようにスタッフさんに運ばれて消えていった。

真紅のバラの「花」が輝く時間は、とても儚く、とても美しかった。


第2幕のはじめに、一瞬、花總まりさん「花」が登場したのには、ありがとうございます...ってなった。

ずっと、その場所にいて欲しかった。




「花總まりさんって、一体何なんだ...」

好きな人に会いたくて観に行った舞台は、価値観を傷つけられる観劇だった。

舞台や、いろんなものに壁が出来て、

それに、空気を読むと...。

「リトルプリンス」の舞台は楽しみだったけど、少し観劇するのを躊躇したりもした。


それでも開いた扉の向こうにあった世界は、一瞬で心を奪われる、強い風が吹いていた。

面白い役者さんを見つけた。

鮮やかな光を放つ、新鮮な空気感。

花總まりさんだった。


何回も、花總まりさんの舞台を観ているのに、また、未知なる光を放つ花總まりさんがいた。


これが、今回観劇して感じた、「花總まりさんって、一体何なんだ...」です。


花總まりさんが導いてくれた世界の扉を開いたら、自分の中にあった壁が消えていた。




どこかで「星の王子さま」が降臨していたら、会いに行くのもいいかもしれない。

もしかしたら、何か面白い世界が待っているかもしれない。

もしかしたら、一輪の麗しいバラの「花」に出会えるかもしれない。

もしかしたら、特別な星空が広がるかもしれない。

もしかしたら...。

「星の王子さま」って、不思議な世界だ。



......。



何があっても、花總まりさんのことが好きなんだよな。

もう少し、素直になろう...。





ミュージカル「リトルプリンス」観劇日


ミュージカル「リトルプリンス」 in 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール (愛知公演)

2022年2月5日(土) 18時 開演

2022年2月6日(日) 13時 開演   大千穐楽