映画 「ぐるりのこと。」 観る
映画 「ぐるりのこと。」 観に行ってきた。
上映前からチェックしてた映画。
そのうち観よう観ようと思っててたけど、結局観に行けずに。
このままだとDVDかなーって思ってたとき、hitomiの日記を読んだり、とある報道番組で取り上げられたりとかしてて、
やっぱり観に行くことにした。(主演の木村多江さん、好きな女優さんだし (・.・))
どこに向かって行くのかわからない、そんな流れ行く時の流れに戸惑い、翻弄され、その中で生きていく。
そんな人たちを描いた映画。
劇中には、たくさん言葉が発せられた。
重い言葉がいくつも...。
その中で、主人公 佐藤翔子(役 木村多江)に天井画を頼んだ庵主さんの言葉、
「絵を描くのも技術 生きるのも技術 」
この言葉が印象に残りました。
元気なときに観たから、この言葉が印象に残ったけど。
元気じゃないときに観たら、また別の言葉が心に響くだろうなー。
観る人の角度により、それぞれいろんな受け取り方がある。
そんな映画でした。
「ぐるりのこと。」
2008年 日本映画
<ストーリー>
1993年7月。ふたりの部屋のカレンダーには「×」の書き込み。妻・翔子(木村多江)が決めた週に3回の夫婦の「する日」の印だ。
しかし、その日に限って、靴修理屋で働く夫・カナオ(リリー・フランキー)の帰宅は遅い。女にだらしないカナオが遊び歩いている
のでは?彼の手の甲をぺろりと舐め、浮気かどうかチェックする翔子。カナオは先輩の紹介で、新しく法廷画家の仕事を引き受けて
きたところだった。「はあ!? 靴屋は? とにかく……決めたことやってから話そうか」苛立った様子で、翔子は寝室へ消える。「この感じ
からは……ちょっと無理だと思うな」カナオはぼやきながら、渋々寝室へ入っていく。
ふたりはどこにでもいるような夫婦。翔子は女性編集者として小さな出版社でバリバリ働いている。一方、カナオは法廷画家の仕事に
戸惑いつつ、クセのある記者・安田(柄本明)や先輩画家らに囲まれ、次第に要領を掴んでいく。職を転々とするカナオを、翔子の
母・波子(倍賞美津子)、兄・勝利(寺島進)とその妻・雅子(安藤玉恵)は好ましく思っていない。
しかし、そんなカナオとの先行きに不安を感じながらも、小さな命を宿した翔子には喜びのほうが大きい。「お、動いた!」カナオと並ん
で歩く夜道で、翔子は小さくふくらんだお腹に手を触れる。カナオのシャツの背中をぎゅっと掴んで歩くその後姿には、幸せがあふれて
いた――。
1994年2月。ふたりの部屋に掛けられたカレンダーからは「×」の印が消えている。寝室の隅には子どもの位牌と飴玉が置かれていた。
初めての子どもを亡くした悲しみから、翔子は少しずつ心を病んでいく。
上映時間 140分
<スタッフ>
原作・脚本・編集・監督 橋口亮輔
<キャスト>
木村多江 リリー・フランキー 倍賞美津子 寺島進 安藤玉恵
柄本明 寺田農 八嶋智人 木村祐一 斉藤洋介 温水洋一 峯村リエ 山中崇 加瀬亮
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