悪夢探偵

監督・脚本・撮影・美術・編集：塚本晋也 出演：松田龍平/hitomi/安藤政信/大杉漣/原田芳雄 /塚本晋也 原作：「悪夢探偵」塚本晋也著（角川文庫刊）　発売日：2006年 12月 22日　定価（税込）： 580円 音楽：石川忠 エンディングテーマ：フジファブリック「蒼い鳥」（東芝EMI） 配給：ムービーアイ・エンタテインメント 2006年/日本/1時間46分/カラー/ビスタサイズ/35mm/ドルビーSR/PG-12 関連サイト：日本　 ＜内容＞ お願い、私の夢に入って、一緒にあの男を倒して。 東京らしき都市で、謎めいた死体が立て続けに発見される。被害者は必ずベッドの上で眠った状態のまま、 切り刻まれた血まみれの惨殺死体の姿をしていた。 一人目。パンク少女の死体が、自室のベッドで発見される。部屋には鍵がかけられ、荒らされた様子はなく、 不審者が侵入した形跡もなかった。 　二人目。肥満体のサラリーマン、肥枝田の死体も自宅の寝室で発見される。隣で眠っていた妻は、夫が カッターで自分の首筋を切り裂くのを目撃していた。「夢の中で誰かに襲われているようでした…」。 　肥枝田の死は明らかに自殺と思われたが、パンク少女との意外な共通点が浮かぶ。それは死の直前、 それぞれが携帯電話から「０」と表示される人間に電話をしていたのだ。事件を担当するのは現場勤めと なったばかりのキャリア組刑事、霧島慶子（hitomi）。霧島は「０」が携帯電話を通じて被害者に暗示をかけ、 自殺を促したのではないかと推理する。とはいえ安易にリダイアルして、警察の動きを知られたら手がかりが なくなってしまう。同僚の関谷（大杉漣）や若宮（安藤政信）らと慎重に捜査を開始する。 　さらに霧島は、肥枝田の妻の証言から事件の鍵は夢にあると読む。やがて他人の夢の中に入る特殊能力 を持ち、“悪夢探偵”と呼ばれる男がいることを突き止める。彼の名は影沼京一（松田龍平）。霧島と若宮は さっそく京一の元を訪れるが、あっさりと協力を拒まれてしまう。その特殊能力から嫌でも他人の心の薄汚い 本質を目の当たりにし、人間に深く絶望した京一は強い自殺願望を抱えていたのだ。しかも他人の夢に入る ことは非常にリスキーな行為で、依頼者が狂人となったり、京一が夢の中で命を落とす可能性もあった。 「ああ、いやだいやだ、ああ、いやだ。ああああ、いやだ、いやだいやだ…」。 ＜作品解説＞ いまだ誰も見たことのない“夢”と“現実”とが交錯する世界が繰り広げられる！！ 世界待望の塚本晋也監督最新作、 『悪夢探偵』シリーズ第１弾がいよいよ完成！！ 長編デビュー作『鉄男』で世界を仰天させ、発表する作品は常に自身の新境地にして世間を揺るがす 問題作となる。その世界の塚本晋也が、待望の長編第10作目となる新作を完成させた。それは誰も 味わったことのない究極のエンタテインメント！ハリウッドがときおり生み出す上質のサイコサスペンス のように、きっちり構築されたストーリーと、塚本作品が持つ強烈なエッジの効いた映像が絶妙にブレンド され、観客は、折尻ティー溢れる塚本ワールドにあっという間に飲み込まれる。やがて、今を生きる人間 なら誰もが共感せずにはいられないヒロインの内面で展開されるドラマに惹きつけられ、“夢”と“現実” に狭間で揺れ動く、危うく、そして甘美な映像に酔い打ちのめされる。そう、これぞ真のエンタテインメント なのだ。この新たな衝撃作は、いまだかつて誰も成し得なかった、ローマと釜山、2つの国際映画祭で 同日同時間にワールド・プレミア上映を敢行。そして、その世界の2つの場所で、上映終了後、同時間に、 スタンディング・オベーションが巻き起こり、世界が『悪夢探偵』に酔いしれた！！40を超える世界中の国 から、配給のオファーが殺到した全世界注目の作品が、いよいよ本国に凱旋上映する！ 悪夢探偵こと影沼京一を演じるのは、塚本が「夢の中に入りそうな佇まいを持つのはこの人しかいない」 と指名した松田龍平。“事件解決に後ろ向きなダーク・ヒーロー”特異なキャラクターを、そのままサラリと 体現してみせる。ハリウッド映画にありがちな完全無欠のヒーローとは異なるオリジナルなキャラクター の誕生だ。完成作を見た本人曰く、「心臓を撃ち抜かれた。それくらいの衝撃だった。」と語るほどの熱の 入れよう。そしてこの映画のヒロイン、女性刑の霧島慶子を演じるのは、すでに音楽の世界で確たかな 存在感を放つhitomi。演技そのものがほぼ初めてながら、塚本監督の強い希望で出演が実現。警察と いう男社会の中で、神経を張り詰めて働き、いまにも壊れそうな弱い心を抱えながら、強くあろうと頑張っ てしまう、現代女性なら誰もが共感するキャラクターを作り上げることに成功にした。さらに霧島の同僚、 若宮刑事役で安藤政信が脅威のブチ切れ演技を披露。その他、大杉漣や原田芳雄といったベテラン陣が この濃厚な“塚本ワールド”をがっちりと支えている。 ＜初！世界同時映画祭プレミア上映＞ 2006年　第1回ローマ国際映画祭　コンペティション部門出品作品（10月14日） 2006年　第11回釜山国際映画祭　特別招待作品（10月14日） 2006年　ハワイ国際映画祭 2006年　オースティン国際映画祭 2006年　サンセバスチャン国際映画祭 2つの国際映画祭で初めて、同日のワールドプレミア上映が実現。 世界の映画業界でベネチアを脅かす大きな映画祭として話題を集める初開催のローマ映画祭の コンペティション部門に唯一「悪夢探偵」が選出。 双方ともワールドプレミア上映が参加条件ながら、両映画祭関係者の塚本監督への思いが強く、 両者合意の上、初の試みとして世界同時上映の2国際映画でのコンペ出品が実現。 釜山映画祭には、塚本監督とhitomiさん、松田龍平さん、安藤政信さんが駆けつけた。 塚本： いつも韓国のお客さんはあったかい。 またお客さんとのコミュニケーションを図りたいですね。 松田： お客さんの反応が楽しみです。 hitomi： 刑事という職業は想像がつかなかったので刺激的でした。 自分としてはどういう反応が返ってくるか楽しみ。 すごいいい映画なので楽しみにしてください。 安藤： 韓国には他の映画で来たが、釜山は初。 どう受けとめられるか楽しみな反面、ドキドキ。 （北野）武さんから頂いたチャンスを大切にしたいです。 塚本： ライブを見て、hitomiは色んな表情を持っていると思いました。 彼女は歌で夢と希望を与えられる人。彼女のパワーを借りて、生きることの 大切さを与えられるような映画にしたかった。 是非映画にも力を貸して欲しいと思い、今回オファーしました。 hitomi ： ホラーはダメで、テレビでちょっとそんな場面がきたら消しています。 でも塚本作品を見て凄いと思ったし、久々にアツい人に出会えたと思ったので 出演を決めました。 塚本： 続編を作って「トラさん」みたいなシリーズにしていきたいです。 ＜海外リメークオファー＞ 「悪夢探偵」の製作・配給元ムービーアイが試写の案内を配信したところ、 ブラッド・ピットの製作会社で「インファナル・アフェア」のリメイク「ディパーテッド」を手がけるPlan Bや、 クエンティン・タランティーノ、ロバートロドリゲスなどの育ての親と評されているハーベイ＆ ボブ・ワインシュタイン兄弟の製作・配給会社であるWeinstein　Company、中田秀夫監督の 「リング」、清水崇監督の「呪怨」などのリメイクを手がけたVertigo Entertainmentなど、 メジャースタジオ含めた16社が『悪夢探偵』リメークに名乗りをあげる。 海外メディアからは 　Like David Lynch At His Most Perverse" Variety 最も不条理なディビッド・リンチのようだ "2007's Most Anticipated Release" Screen Daily 2007年最も待ち望まれた公開作品 と高く評価され、米映画関係者によると 「人の夢の中に入り込む能力を持つ探偵の活躍というアイデアが高く評価されている」と。 日本以外の公開は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、ドイツ、韓国、台湾、シンガポール、 マレーシア、ブルネイ、と既に10カ国に売れており、これ以外に、ヨーロッパ中心とした各地で 商談折衝中、最終的には30カ国以上での公開を予定。 2007年1月13日（土）よりシネセゾン渋谷、池袋シネマサンシャイン他全国拡大ロードショー ＜上映シアター＞ 特別鑑賞券（劇場窓口限定） 悪夢探偵特製デザイン携帯メールガード付き ＜北海道＞ 札幌シアターキノ　2007年1/13（土）〜 ユナイテッド・シネマ札幌　2007年1/13（土）〜 ＜青森＞ 八戸フォーラム　2007年2/17（土）〜 シネマヴィレッジ8・イオン柏　2007年2/17（土）〜 ＜岩手＞ 盛岡フォーラム　2007年2/24（土）〜 ＜宮城＞ 仙台フォーラム　2007年1/27（土）〜 シネマ・リオーネ古川 2007年1/27（土）〜 ＜山形＞ 山形フォーラム　2007年2/24（土）〜 ＜福島＞ 福島フォーラム　2007年2/24（土）〜 ＜秋田＞ 秋田フォーラス・シネマパレ　 2007年4/14(土)〜 ＜東京＞ シネセゾン渋谷　2007年1/13（土）〜 池袋シネマサンシャイン　2007年1/13（土）〜 楽天地シネマズ錦糸町　2007年1/13（土）〜 ＜神奈川＞ 川崎チネチッタ　2007年1/13（土）〜 ＜埼玉＞ シネプレックス幸手　2007年1/13（土）〜 ＜千葉＞ シネプレックス幕張　2007年1/13（土）〜 千葉劇場　2007年2/24(土)〜 ＜茨城＞ 水戸テアトル西友　2007年1/27（土）〜 ＜新潟＞ シネ・ウインド　時期未定 長岡・シネマチャオ　2007年3/24(土)〜 ＜栃木＞ 宇都宮テアトル　2007年2/24（土）〜 ＜群馬＞ シネマテークたかさき　2007年3/10(土)〜 ＜静岡＞ ジョイランドシネマ沼津　2007年3/3（土）〜 ＜愛知＞ 伏見ミリオン座　2007年1/13（土）〜 MOVIX三好　2007年1/13（土）〜 ゴールド劇場　2007年2月中旬 ＜福井＞ 福井メトロ劇場　2007年2/24（土）〜 ＜石川＞ シネモンド　2007年3/31(土)〜 ＜岐阜＞ シネマジャングル　2007年2/24（土）〜 TOHOシネマズモレラ岐阜　2007年1/13（土）〜 ＜大阪＞ テアトル梅田　2007年1/13（土）〜 MOVIX堺　2007年1/13（土）〜 敷島シネポップ　2007年1/13（土）〜 ＜兵庫＞ シネカノン神戸　　2007年2/24（土）〜 ＜京都＞ 京都みなみ会館　2007年2/24（土）〜 ＜和歌山＞ ジストシネマ和歌山　2007年2月中旬 ＜広島＞ 広島サロンシネマ　2007年2月中旬 シネマモード　2007年3/17(土)〜 ＜岡山＞ シネマ・クレール　時期未定 ＜愛媛＞ 衣山シネマサンシャイン　2007年2/10（土）〜 アイシネマ今治　2007年3/31(土)〜 ＜香川＞ ホールソレイユ　時期未定 ＜福岡＞ ユナイテッド・シネマ　キャナルシティ　2007年1/13（土）〜 シネテリエ天神　2007年1/13（土）〜 シネプレックス小倉　2007年1/13（土）〜 ＜熊本＞ シネプレックス熊本　2007年2/10（土）〜 ＜大分＞ シネマ5　2007年2月中旬 ＜宮崎＞ キネマ館　時期未定 ＜hitomi主演の映画、「悪夢探偵」の特別先行上映＞ 「悪夢探偵」 ONE NIGHTMARE PREMIRE@SHIBUYA 特別先行上映　決定 日時：2007年1月9日（火）　17：30開場、18：30開演 会場：渋谷C.C.LEMONホール（東京・渋谷） ＜内容＞ フジファブリック　スペシャル・ライヴ 「悪夢探偵」キャスト＆スタッフによる舞台挨拶 「悪夢探偵」特別先行上映 出演：松田龍平、hitomi、安藤政信、塚本晋也監督、フジファブリック チケット：チケットぴあにて発売　（￥3,150　全席指定） ＜「悪夢探偵」　角川文庫＞ “世界の塚本”が描く異色ヒーロー、映画『悪夢探偵』の原作！ [ 著者 ] 塚本晋也 [ 内容 ] 他人の夢に入れる特殊能力をもつ己を嫌う“悪夢探偵”こと影沼と、心の奥底にトラウマを 抱えるエリート警察官・霧島。 2人は自殺志願者が夢の中で殺される事件を追ううちに、人間存在の危うさを思い知らされていく。 発売日：2006年 12月 22日 定価（税込）： 580円 文庫判 ISBN 4-04-384001-2-C0193 ＜詳細＞ 塚本監督、渾身の書き下ろし 映画『悪夢探偵』原作 事件の被害者は、「0（ゼロ）」という謎の人物と携帯電話で話した後、夢の中で殺されたかの ように死んでいた。 エリート刑事・霧島慶子は、他人の夢に入ることができる“悪夢探偵”こと影沼京一に協力を要請。 が、自分の特殊能力を厭う京一は拒否。慶子は京一を動かすべく、自らおとりとして「0」と 接触するが、逆に心の闇を突きつけられ…。 夢と現実が交錯する妖しい世界を監督自らが描いたシリーズ第１弾、映画『悪夢探偵』の原作。 DVD 2007年6月22日発売 「悪夢探偵 スタンダード・エディション」 通常特典 ピクチャーディスク ＜映像特典＞ 　　　　　　　　　劇場予告編 　　　　　　　　　特報 時間 106分 色彩 カラー 面・層 片面2層 映像 16:9/LB リージョン 2 音声 1：ドルビーデジタル／ステレオ／日本語 「悪夢探偵 プレミアム・エディション ＜初回限定生産＞」 収録タイトル 本編ディスク、特典ディスク 通常特典 ピクチャーディスク ＜映像特典＞ 本編ディスク（約106分） 　　　　　　　　劇場予告編 　　　　　　　　特報 特典ディスク(約83分) 　　　　　　　　MAKING OF メイキング・オブ・悪夢探偵（約56分）　塚本晋也が語る『悪夢探偵』への熱き想い 　　　　　　　　PROMOTION OF 悪夢探偵(約17分)　製作記者発表、初日舞台挨拶風景等を収録 　　　　　　　　CREATURE OF 悪夢探偵(約10分)　塚本作品の真骨頂ともいえる、特殊造型ができるまでを明らかにした映像 時間 106分 色彩 カラー 面・層 片面2層×2 映像 16:9/LB リージョン 2 音声 1：ドルビーデジタル／ステレオ／日本語