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管理人Miniyon の日記

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2018年11月25日(日)

ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)
感想

花總まりファンクラブ 出待ちイベント (花の会)

「デュシェーヌ親父」新聞を、訳してみた。

in 帝国劇場 (東京公演)



  

  

  

  

  

 

 

  

 



ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)

in 帝国劇場 (東京公演)

2018年11月23日 (金) 13時 開演

S席  1階  下手サイドブロック  中央列付近



感想です。



遠征はしない主義なのですが、「花總まりさんの出待ち」という、ファンクラブイベントが、舞台終わった後にあることもありまして...。

遠征して、舞台を観に行きました。

花總まりさんの出待ちは、何度かしたことがあるのですが、

まともに会話すらしたことのない自分が、何をしに参加するんだって感じだけど。 (笑)

花總まりさんの出待ちの感想は、下のほうに書いてます。



帝国劇場に向かう前に、以前、花總まりさんがテレビ出演してたときに、

花總まりさんが紹介した「さぼうる」というお店で、花總まりさんが食べていた、

ナポリタンとイチゴジュースを食べに行きたかったので、

早めに東京に着いて、観劇前に神保町に行って、食べてきました。

山盛りに盛られていたので、大満足で完食。

イチゴジュースも美味しかったです。


以前、書籍を探しに神保町に行ったことがあったのですが。

そのときから、住みたい街だなーって、気に入った神保町のレトロ感。

...関東に住みたい。




帝国劇場に入って、すぐに、花總まりさんのばあやがスタンバってた。

写真を撮ってたら、相変わらず面白いことやってきた。

ばあやは余裕。

花總まりさんファンクラブイベントのとき、ファンの方への気遣いとかフォローとか、仕切りとか。

ばあやも大変だなー。

そして、遠くからでも、動きが面白かった。 (笑)

さり気に癒しです。




この夏に、帝国劇場はリニューアルしたそうで。

今回で、3回目の帝国劇場での観劇。

しかも2年半ぶりの観劇なので、詳しい変化はわかんないけど、

2階のロビーの雰囲気が、オシャレカフェになっていました。

じゅうたんがフカフカになってて、座席の椅子も変わったみたいです。

休憩中、2階席からの眺めも観てきたけど、オーケストラもよく観えて、1階席とは違う舞台が観えるんだろうなーって思った。


でも、自分は、1階席が好きなんですけどね。

2階席は...観劇のド素人な自分には...ニガテです。

過去に、観劇のプロの方の洗礼とか、いろいろありまして...。 (帝国劇場ではない 別の劇場でのことですが)

観える世界が違うので、いろんな角度から舞台を観るのは面白いとは思うけど。


帝国劇場は、観劇のプロの方が多いので、地方田舎民の雑多な性格の自分には、

上質なマナーとか、刺激があって、いろいろと学べる劇場です。



劇場プログラムは、御園座でも観に行くので、遠征先の帝国劇場で購入するか迷ったけど。

Wキャストのフェルセン役の田代万里生さんが、御園座には出演していなくて、

田代万里生さんの写真が確実に載っている、帝国劇場で購入しました。 (花總まりさんバージョンのDVDのフェルセンが田代万里生さんなので)


座席は、下手サイトブロックの中央列ぐらい。

2015年版「エリザベート」を、帝国劇場で観に行った時と、列は同じで、上手と下手が変わっただけで、座席がよりサイド側になったって感じです。

観に行くまで座席的には、テンションが上がらなかったのですが、実際には、思ったより舞台が近く感じた。

地下鉄の電車の音も聞こえなくてよかった。

あと、指揮者がよく観えました。



音楽・編曲のシルヴェスター・リーヴァイさん...。

2016年「貴婦人の訪問」の舞台を観に行った時に、観劇していた海外の方に、チャーミングなおじさまがいたのですが。

......。

シルヴェスター・リーヴァイさんだったのかも???って気になってたり。 (笑)

そして、チャーミングなシルヴェスター・リーヴァイさんが、カーネルサンダー(カーネルおじさん)のBLACKバージョンに見える自分です。



花總まりさんの感想は、下のほうに書いてます。 ↓





ジャック・ルネ・エベールが発行した「デュシェーヌ親父」という新聞があるのですが、

第1幕で、ソニンさんマルグリットや、民衆が、その新聞を観客に配っていました。

上手ブロックの通路側の人は、もしかしたら新聞を貰えるチャンスがあると思います。

ネットで、舞台で配ってた「デュシェーヌ親父」新聞の写真を見たので、自分なりに訳してみた。

フランス語...まーったくわかんないんですけどね...自分。 ( ´艸`)



「デュシェーヌ親父」の新聞...自分の訳。


「馴染まない結婚と離婚の動きに対する、デュシェーヌ親父の怒り。
なんと、夫のいる優雅な女性と性交か!
このモデルイラストは、そのことだ。」

「くそったれ マリー・アントワネット
マリー・アントワネットはパリの街を気に入っていた。
お忍びで仮面舞踏会に行ったときは、自分の身分がバレることなく、誰とでも話したり、踊っていた。
(マリー・アントワネットの)軽薄な行動を受けて、彼女の母マリア・テレジアは、度々、手紙によって咎めたが、アントワネットはその軽薄な行動を止めなかった。
オーストリアの家庭的で自由な宮廷で育ったアントワネットにとって、これは反動だったのかもしれない。
習慣や慣習ばかりのヴェルサイユ宮殿での生活は、息を吸うのも窮屈な感じだった。
宝石商からあまり考えずに宝石を購入したり、王妃であるにもかかわらず、一風変わったドレスを作っては自分自身を着飾っていた。」

「♪オーストリア女 の歌詞

ジャック・ルネ・エベール」



フランス語が、まーったくわからない自分による訳でした。 (笑)

暗号の解読に近かった。 ( ´艸`)

表面は、おそらく、もっと強烈で、端的な訳なんだろうな。

見開きページは、マリー・アントワネットの説明。

裏面は、マリー・アントワネットの中傷です。

「♪オーストリア女」の歌詞は、大事なことらしく、劇場で2回、ソニンさんは、超小バカにする歌い方で歌ってます。

インパクトあるように見せる中傷文だからか、表面、裏面は、直訳するのは難しかった。



表紙は有名な記事の一面のようなので、気付いたことを...。

「L7'INDISSOLUBRICITE」って書いてあるみたいだけど、

たぶん...「L'INDISSOLUBRICITE」 として訳した方が文章になるのかも思う。

あとは、

「,FOUTRE,」からはじまる文章は、おそらく「COMMENT,FOUTRE,」となるように「COMMENT」が先頭に付いている文章なのかと思います。


あ、

「QUAND 」からはじまる文章の、「MASQUé」は、「MASQUE」と、「é」は使われる単語なのか、「E」となるのがいいのか...わからなかった。 (んー)




ってことで、好奇心で、解読していました。 (笑)


新聞...自分にも下さい。 (笑)





舞台セット

ヴェルサイユ宮殿の豪華さを、黄金を強調した大きな扉(壁?)のセットで演出。

シンプルに豪華さを演出させる、視覚的にストレートに魅せる技法は面白かった。


「マリー・アントワネット」の舞台で、すごいなーって思ったのが、ラストの断頭台へとマリー・アントワネットが向かうシーン。

舞台の円盤のセットが回転する仕組みなのですが。

動く円盤のセットまでもが、マリー・アントワネットの背負った運命にのしかかるという、シュールな演出。

円盤のセットの使い方が、神ってた場面だった。




カーテンコールは3回

1回目は、普通のカーテンコール。

花總まりさん、古川雄大さんなどは下手、ソニンさんなどは上手に。

2回目は、花總まりさん、ソニンさんが出て来て、2人で他の出演者を舞台上に呼んでのカーテンコール。

3回目は、花總まりさん、ソニンさんが出て来て、2人で携える手の取り合いをした後に、下手へ。 (笑)

観客に、花總まりさんとソニンさんの投げキッスを、思いっきり飛ばしていました。





舞台の内容について

御園座で2回観る予定なので、さらっとした感想になります。


舞台がはじまってすぐに、フェルセン役の古川雄大さんが登場して、セリフと歌を唄うのですが。

自分の席のお隣の人から、鼻をすする音が...。

風邪かなーって思っていたのですが、どうやら、その場面から涙を流していたみたいで、すっごくビックリした。

舞台の物語が、ラストシーンから始まる演出だったので、

前回の舞台の続きを観ている感じだったのだろうか。

何回も、「マリー・アントワネット」の舞台を観劇されている方なのかなーって思った。


普段から、涙はほとんど流れることのないタイプの自分は、舞台を観て涙が流れる方って、すごく不思議で、新鮮な感覚です。



ファッションショーの場面は、楽しかったです。

リアルにあの時代の衣装を再現している感じの、インパクトある衣装ばかりで、観ていて面白かった。

頭に船が乗ってる衣装は、もはや爆発して粉々になったレベルの芸術。 (笑)

自分は、舞台をあしらった赤いドレスの衣装がいいなーって思った。

しかも、このドレスを着てる方が、下手側に来てくれたから、よく観れてよかった。



場面転換の暗転の回数が多かったので、ショートストーリーを観ている感覚がありました。

演出家の方は、舞台転換を客席に見せると、フランス革命という「マリー・アントワネット」の世界を壊して、

場面転換のたびに、現実の世界に引き戻してしまうことを避けて、あえて、場面転換は暗転にこだわったのだろうな...っと思ったり。

場面転換だけでも、タイミングやバランスとかあるから、舞台を創るって難しいんだなーって思った。



御園座では、センターブロックでの観劇になるので。

サイドブロックならではの見方を出来たらなーって思って、舞台を観たのですが。

サイドブロックからは、個々の力の熱量がわかりやすい感じだった。

熱量が少ない人は伝わらないし、抜け殻として演じていた民衆は、抜け殻に徹していた人は、それが冷たい力の熱量として伝わるという。

サイドブロックは、端に近づけば近づくほど、シビアに舞台が観えてしまう座席なんだなーって思った。


また、座席は、端に近づけば近づくほど、舞台の中心がズレて観えるんだっとも思った。

プログラムの舞台写真を見て、えっ?中心が違ったんだ...って思った場面があったし。

いろいろと発見があった座席だった。

そして、

観る座席によって、観える世界がものすごく違う、面白い舞台だって思った。



マリー・アントワネットが、短期間で白髪になる場面。

自分の身内に、マリー・アントワネットと同じ年齢の頃に、精神的なことで短期間に白髪になった方がいるらしく。

小さい頃から、マリー・アントワネットのようになることもあるから、気をつけなさいって言われて育った自分。

マリー・アントワネットが短期間で白髪になったというエピソードは、

もしかしたら、自分にも起こりうるかもしれないことなので、リアルなこととしていつも感じています。

だから、マリー・アントワネットのことは、髪の色が白くなったってことだけで、中の事実を追って観ている感じです。



ストーリーは、史実とあまりに違っていたので、途中まで頭が混乱した。

でも、

「マリー・アントワネット」の舞台は、「パラレルワールドなのか」...。

って気付いたとき、物語が観えやすくなった。


史実に近い、「時」という、縦の時間軸。

そのとき繰り広げられる、「if...」という出来事の、横の時間軸。

...なのかと。


1回目の観劇は、頭が混乱して、舞台の物語を全て受け止めることが出来なかったので、

2回目以降の観劇では、柔軟な視野で舞台を観れたな...って思います。


昆夏美さんの演じるマルグリットの解釈や、もう一度観る、ソニンさんのマルグリッドの解釈から、

遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」の世界観も、観えたら観て来ようと思います。



そう言えば、

「マリー・アントワネット」の舞台のお稽古風景の番組を、YouTubeで期間限定公開していたので観たのですが。

こうやって舞台が創られているんだーって感じで。

観れてよかった。

この映像を観たから、自分も「マリー・アントワネット」という舞台を、

今までとは違う感覚で、フランス革命をきちんと知ってから舞台を観ようって思ったし、

今までとは違う観劇をしようと思って、舞台を観に行けた。



史実では「名君」と再評価されているルイ16世。

「マリー・アントワネット」の舞台では、シュテファン・ツヴァイクが創り上げた、無能なルイ16世だった。

「マリー・アントワネット」の舞台を観るにあたって、花總まりさんの舞台の意気込みとかを観て、

自分もフランス革命のことなどをもっと知る必要があるって思って、いろいろと調べて、ルイ16世派となった自分としては、

「マリー・アントワネット」の舞台でのルイ16世の、あまりにも無能ぶりは...ちょっと悲しかった。

史実の、マリー・アントワネットやフェルセンの失態を、「マリー・アントワネット」の舞台では、ルイ16世がすべて背負った感じで...。


ってか、史実のフェルセンって、失態や失政とか行動とかを見ると、

もしかして...電波飛んでます?...って感じで。


史実では、頭脳明晰な、名君のルイ16世が、物語になると、無能キャラ。

史実では、電波飛んでるフェルセンが、物語になると、有能キャラになるという。


シュテファン・ツヴァイクが、ルイ16世について、きちんと描いてくれてたら...。

って感じで、虚しさがあったり。


史実だと、高身長で、筋肉質だったというルイ16世。

どうせなら、筋肉ムキムキの肖像画も描かせておけばよかったのに...って思う、ルイ16世派な自分でした。 (笑)




真実でないことまでも、民衆の怒りの矛先となったマリー・アントワネット。

ふと、安藤美姫さんのことが頭をよぎった。

安藤美姫さんが、世間から猛バッシングを受けていた頃。

たまたま、安藤美姫さんを見かけたことがあったのですが。

ファンの方がいないところで、とても当たり前のように、丁寧に感謝の言葉を言って、挨拶をしている安藤美姫さんを見て、

どうして、あんな猛バッシングを、安藤美姫さんは受けないといけないのだろうか...。

表に見えないものが真実って、世の中にたくさんあるんだろうな...って思った。

マリー・アントワネットも、同じなのだろう。





「♪どうすれば世界は」

この歌をクライマックスで、出演者全員が歌うのですが。

どうして、この歌をクライマックスで歌うのか...。

カーテンコールのときも、ずっと考えてた。

もしかしたら、この歌には2つの意味する世界が隠されているのか...と。


一つは、

ルイ16世が処刑される直前に演説した言葉を、舞台上では、マリー・アントワネットが伝える...マリー・アントワネットの世界。

「人民よ、私は無実のうちに死ぬ。私は私の死を作り出した者を許す。私の血が二度とフランスに落ちることのないように神に祈りたい。」 (BY ルイ16世)

「マリー・アントワネット」の舞台では、あえて、ルイ16世の存在感を消し、

史実上のルイ16世の姿を、舞台ではマリー・アントワネットに担わせ、

ルイ16世の思い描いていた世界を、「♪どうすれば世界は」という歌詞に込め、

マリー・アントワネットを中心としたメッセージとして伝えていたのかと。


二つめは、

マリー・アントワネットと同じ、イニシャル「M.A」を持つ神...マルグリットの世界。


舞台を観ていたら、マルグリットは何度も処刑されてもおかしくない存在。

なのに、処刑されずにストーリーが進んでいく。

そして、次々と物語を展開させるキーマンになっていた。

このマルグリットの姿は、舞台を観ていて不可思議すぎた。

でも、「♪どうすれば世界は」の歌を視点に、ストーリーを観ていったら、

「マリー・アントワネット」の舞台における多くの不可思議という謎が、次々と解かれていくのだ。

マルグリットが、フランツ1世の子供だったという、フランツ1世巻き込み事故でさえ。

マリー・アントワネットとマルグリットは、同じ血を引く者として、この世に生を受けた人間と神という存在を意味しており、


マリー・アントワネットは人間として、民衆の怒りという、復讐の対象となる運命を背負った存在。

マルグリットは神として、民衆の怒りを復讐という方向に、それが正義として導いていくが、
実は、正義は違うところにあることを気付かようとする、正義の存在。


「マルグリット=正義=神」 として、

マリー・アントワネットが作り出した罪は、マリー・アントワネットへと、民衆の怒りを向けさせ。

オルレアン公やエベールが作り出した罪は、最後に同じく裁判にて、オルレアン公やエベールへと、裁きを向ける。


そう、正に、マルグリットが歌う、「目には目を、歯には歯を。」

だけど、真の正義は、違うところにある。

そして、復讐の連鎖は、正義ではない。

「マルグリット=正義=神」として、マルグリットは、自らの行いで、民衆を正義へと導こうとしたのだ。


だから、マルグリットは、何をしても、裁かれない。

それは、マルグリットは正義であり、神であり...裁く立場であるから。

そう、最後に、オルレアン公とエベールを裁いたように...。


「♪どうすれば世界は」は、イニシャル「M.A」が持つメッセージなのではないか...。


っという、「マリー・アントワネット」の舞台の、裏のメッセージをさぐってみた。


この解釈は、

遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」の世界からは逸脱しているし、

「マリー・アントワネット」の舞台を、正面から観たら、異次元の解釈ではあるけど。

これは、

マルグリットも、実はマリー・アントワネットと血がつながっていて、マルグリットが非難していたオーストラリア女は、

実は、マルグリット自身でもあった...。

っという、明確な表の解釈があってこその、裏に込められたメッセージの解釈になります。


「♪どうすれば世界は」の歌を聴いてたら、

「マリー・アントワネット」の舞台の中の正義は、すでに答えがあるじゃないかって思ったので...。

舞台上から民衆を包み込むようにして歌うマリー・アントワネットと、

舞台の中心に立ち、舞台全体をすごい引力で引き寄せて歌うマルグリットマルグリットの姿からも、そう思えて。

それに、

自分の座っていた、サイドブロックの座席からは、舞台の中心がズレて観えて、

「♪どうすれば世界は」のとき、舞台上のセットでは、マリー・アントワネットではなく、

ルイ16世が中心に立っているように観えたんです。

でも、一方では、マリー・アントワネットも中心にいるようにも観えなくもない...という錯覚が交差する視界。


いろんな解釈が出来そうだけど、

今回、「♪どうすれば世界は」の歌に視点を置いて、「マリー・アントワネット」の舞台を解釈してみたら、こういう世界も観えた。



ちなみに、自分は無神論者なので、神とかそういう考えって、よくわかんないんです。


「マリー・アントワネット」の舞台の世界は、パラレルワールドであり、神が宿る世界って思ったので。

どこに視点を置いて観るかで、全然違う世界が観えてくるんだろうなーって思った。


次の観劇では、マルグリットは昆夏美さんなので、また、違った世界に観えるのかもしれない。

マルグリットで観てみたいテーマが、「マリー・アントワネット」の舞台であるので、

違う世界が観えたら、それはそれで面白いなーって思う。




それにしても、「1789~バスティーユの恋人たち~」でも、「マリー・アントワネット」でも襲われる、パン屋って...。

舞台上でのフランス革命の、最大の被害者は、パン屋なのではないかって思えた。 (笑)

常に標的となる、パン屋が思う正義って...聞いてみたい。 (笑)

パン屋だって、民衆だ。





出演者の方の感想です

出演している人が、ハイレベルだった。

ハイレベルだったから、「マリー・アントワネット」の舞台にすんなりと入れた。

「モーツァルト!」 (M!)の舞台を観たときも思ったけど、

帝国劇場の舞台に立つって、すごいことなんだなーって思った。




ソニンさんマルグリット

「ASAYAN」って番組を観ていたので、モーニング娘。つながりで、

ソニンさんをデビュー当初から「カレーライスの女」のリリース曲まで、それなりにテレビで観ていたのですが。

罰ゲームのような、ソニンさんがツラそうな番組は、可哀想すぎて観てないんですよね。

テレビをつけて、ソニンさんの可哀想な映像を観て、「うわぁぁ...」ってなって、すぐにテレビを消してた感じで。

歌ってるソニンさんの姿が、一番好きだったなーって思い出が。

だから、今、ミュージカルで歌ってる姿は、輝いてて、よかったなーって思う。


あ、

自分も、「1789~バスティーユの恋人たち~」で、ミュージカルをやってるソニンさんの姿をはじめて観たのだけど。

ソニンさんが舞台を本格的にやり始めた頃、偶然、リアルなソニンさんを見たことがあったので、

何かに向かって頑張ってる人...っていうソニンさんは知ってはいたのですが。

自分の知り合いも、「1789~バスティーユの恋人たち~」で、ソニンさんっていう歌の上手い人を見つけたって言ってたし。

ソニンさんって、見つけてもらう存在なのだろうか...。


ソニンさんマルグリットは、上手、下手、観客席と、舞台上を動き回っていたので、

どの座席からでも、ソニンさんマルグリットの熱量を感じ取れる舞台だったようにも。

ソニンさんマルグリット...パワフルだった。

そして、舞台全体を引っ張る力がすごい。


舞台をコントロールしてて、ソニンさんのマルグリットの世界になりかねない。

それを、花總まりさんが、花總まりさんマリー・アントワネットの世界へと変えたりするから。

花總まりさんマリー・アントワネットと、ソニンさんマルグリットの、シーソーゲームな舞台だ...って思った。


次は、昆夏美さんのマルグリットを観るから。

昆夏美さんのマルグリットの解釈も面白そうだし。

そ昆夏美さんのマルグリットを観てからの、ソニンさんマルグリットの解釈を再確認するのも、面白そう。


そして、

カーテンコールで観たソニンさんは、

何かに向かって頑張ってる人って思った、あの頃のソニンさんのように、いい顔してたなー。




古川雄大さんフェルセン

フェルセンってWキャストなんだけど、Wキャストの田代万里生さんは帝国劇場までなので、自分は観ることが出来ないみたいです。

ってことで、自分が観るフェルセンは、すべて古川雄大さんになります。


「マリー・アントワネット」の舞台では、フェルセンは下手側によく登場してました。


ミュージカルを観始めた当初から、自分が認識出来てる人って、花總まりさんと古川雄大さんぐらい。

そんな古川雄大さん。

「モーツァルト!」 (M!)から変わったなーって思った。

無機質な美の、舞台からちょい浮いてる感じに観えてたのが、

N極から、S極に磁場が変化したような、舞台上での重さを感じた。

体重は、減少してそうだけど...。 (舞台役者は大変だ)

そして、

劇場内の、古川雄大さん人気がすごいって、休憩中に思った。




吉原光夫さんオルレアン公

勢いよく歌っていた。

ギアチェンジして、まだパワーアップしそう。




彩乃かなみさんランバル公爵夫人

花總まりさんと彩乃かなみさんが、共に宙組にいた頃の映像は、DVDで観ているのですが、

途中でいなくなったけど、なんでだろう...って思ったら、

最近、月組のトップ娘役になっていたことを知った。

...宝塚って詳しくないので。 (汗)

花總まりさんとは違う雰囲気の娘役さんで、好感度が高くて、2人が出ている舞台は、観やすかったなーって印象が。

だから、初めてリアル彩乃かなみさんの舞台が観れるって、ちょっと楽しみでした。


とても、色気のある人なんですね。

あと、こんな歌声だったんだ...って思えるぐらい、艶のある歌声で、職人系。

包容力のあるランバル公爵夫人だった。




彩吹真央さんローズ・ベルタン

嫌味の無いローズ・ベルダンだった。

あと、ローズ・ベルダンの着ているドレスが、センスよかった。





花總まりさんマリー・アントワネットの感想です。

「マリー・アントワネット」の舞台は、3公演、観に行く予定なので。

1回目は、花總まりさんがどのように、マリー・アントワネットを演じているのか...。

を、テーマに観に行きました。



キスシーンは、第2幕終盤で、あったみたいです。

下手サイドブロックの自分には、花總まりさんマリー・アントワネットの頭しか観えなかったから、

なんかやってるなーぐらいにしか、観えなかったけど。

ま、花總まりさんさんのキスシーンは、適当に終わって下さいって思う自分なので。 (観たくはない世界...苦笑)

マリー・アントワネットとフェルセンの恋は、プラトニックな感じの舞台だった。



花總まりさんのマリー・アントワネットと、ソニンさんのマルグリッドが2人で歌う曲は、対峙してるなーって感じだった。

子守歌は、ハモリはいいなーって思った。



制作発表の映像で、「♪孤独のドレス」って曲を、YouTubeの動画で観たんだけど。

演歌のような曲なのかなーって思ったら、全然違った。

単独で聴くのと、舞台上の流れで聴くのとでは、曲の感じ方が違うんだなーって思った。

ミュージカルの舞台で聴いた「♪孤独のドレス」、なんかいいなーって思った。



白髪になった花總まりさんのマリー・アントワネット。

花總まりさんのマリー・アントワネットの、素の顔が観えて、ものすごくキレイだった。

自分の中の、好きな花總まりさんの上位に位置するぐらいでした。


ただのキレイじゃないんだよね。

蝋人形のような魂の宿らないキレイさも含んだ、ずっと観ていたい感じ。


そんな花總まりさんマリー・アントワネットが存在するのが、裁判の場面。

自分の座席からは、舞台全体が観れるんだけど、

花總まりさんのマリー・アントワネットの表情を、じっと観ていたくて、

繰り広げられている裁判の全貌を、詳しく観れなかった。

自分も、花總まりさんのマリー・アントワネットと同じく、民衆の怒りを、言葉として聴いていた時間が長い裁判は、

言葉だけが強くて、干からびた裁判に感じた。



残り香のように印象に残る、花總まりさんマリー・アントワネットの声だった。

マリー・アントワネットの声の表現だけでも、

目を閉じて、花總まりさん演じるマリー・アントワネットの感情が伝わるという感じで。

花總まりさんの歌の力も、「マリー・アントワネット」の舞台では強くなってるから、それもあるのかも。


驚いたのが、第1幕のラストで、舞台全員で歌う、「♪運命の歯車」。

花總まりさん歌声の力強さが、今までと感じ方が違っていた。

それが、マリー・アントワネットの強さに観えるぐらいに。


昨年の「レディ・ベス」から、4作目となる「マリー・アントワネット」。

全て異なる役柄が、花總まりさんの中で蓄積されて、「マリー・アントワネット」で、新たに開花させたのか。

新しい花總まりを、自ら創り上げたのか。

花總まりさんの演じたすべての役柄が創り出した、花總まりさんのマリー・アントワネットだった。


これが、もっと舞台近くで観れる御園座では、よりすごい花總まりさんのマリー・アントワネットが観れるんだろうなーって、

御園座への期待値が、すごく上がった。


ただ...脳内エロな自分には、花總まりさんの声が、エロボイスとしても、頭の中で変換され、残ってしまった、どうしようもない自分。

花總まりさんの「ありがとう、マルグリット」のセリフが、エロボイスなんて...末期だな。 (笑)


ちなみに、王妃の村里の場面の花總まりさんのマリー・アントワネットは、とても可愛いです。 (キリッ)



第1幕の花總まりさんのマリー・アントワネットは、過去の役柄をチラ見させつつ、

第2幕の花總まりさんのマリー・アントワネットは、花總まりさんが過去に演じた役柄、すべてが混ざった、ものすごい濃厚な、

新しいマリー・アントワネット像を魅せていた。


花總まりさんの演じるマリー・アントワネットのテイストが、第1幕と第2幕で異なるから、

第1幕と第2幕では、演出以上に、より違う世界に観えるのかもしれない...。




花總まりさんファンクラブ 出待ちイベント (花の会)

花總まりさんファンクラブのイベントなので、詳細はあまりない内容ですが...。


花總まりさんのファンの方って、和気あいあいとしてる人たちって印象があるので。

劇場で、和気あいあいとした人たちを見かけたら、そこに花總まりさんが現れるに違いないって、出待ちの時に思う自分。 (笑)

そして、花總まりさんのファンとは思えない、違うオーラを出して、浮きまくってるのは、たぶん...自分です。 (苦笑)


今回、はじめて、花總まりさんファンイベントである、出待ちイベントというものに参加しました。

観劇後に列に並んだので、前に立ってる人の後ろから、のぞき込む感じで、花總さんの出待ちを見てました。 (あまり見えなかったけど)

最後は、結構、頑張って見ちゃいました。 (スミマセン)


花總さんは、黒いハットと、グレイのファーが付いたパーカーに、花の会のマフラー、ジーンズに、黒のスニーカーでした。

自分の向かいの列で、出待ち対応している花總さんが見えたとき、

どこのメーカーなんだろうって、黒のスニーカーをガン見する、かなり怪しい自分。 (笑)

自分の視力の問題で、わかんなかったけど。 (泣)

足が、ものすっごく細かった。


自分がダメキャラなのが、花總さんに、完全にバレておりまして。 (笑)

今回も、ダメキャラで、まともに会話にならず...。

いや、でも、自分なりに前進したぞ...たぶん。

次こそは、普通に会話を...。

いや、いつか普通に会話を...。 (弱気)


ってか、あのときは...急に自分の前の人が、横にズレたんです。 (譲りの精神で 気を使ってくれたのですが)


そして、

ダメキャラな自分に対する、花總さんの差し伸べてくれる、優しい対応...。

あざーっす。


そんな花總さん...マジで好きです。



そして、出待ち対応が終わった後、参加者みんなに聴こえる場所に移動して、挨拶をする花總さん。

公演中で、大きな声で話せないので、耳を澄ませる参加者。

のぞき込む、怪しい自分...。

花總さんが面白すぎて、マジ笑いしちゃった。 (笑)

いやー、マジで可愛いし、楽しそうな花總さん。


挨拶が終わって、手を振って去って行ったんだけど、その後、何か話してたみたいで。

自分たちのいる場所からは、全然聴き取れなかった。

そしたら、また小走りで戻って来て、

聴こえなかった人たちにも聴こえるように、お話しをする花總さん。

明日も公演があるので、これぐらいで...と、阻止る花總さんのばあや。

...コントか。 (笑)


戻って来てまで伝えたかった、花總さんの伝言。

権利は獲得したので、行けそうだったら参加しようと思います。




今回、「マリー・アントワネット」の舞台を観て感じた、

「花總まりさんとは一体何なんだ」...。


花總まりさんが演じた役の経験は、すべて花總まりさんの中に蓄積されているが、

それは引き出しとしてしまわれているのではなく、すべてを融合して蓄積されており、

その融合されたものが、ときに、大きな表現の力へと変貌させる。

演じたすべての役を、意味のあるものにするように...。


花總まりさん、やっぱりすごい人だ。




次の、自分の観劇は、


ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)
in 御園座 (名古屋公演)

2018年12月15日 (土) 12時 開演
2018年12月20日 (木) 17時 開演 (花總まりさん 御園座 千穐楽)


観たいテーマは、いくつかあるし、今回観劇したことによって、観てみたい視点が変わったので、

新たな視点で、舞台が観れたなーって思う。



自分って、ほんと知らないこと多いんですよね。

マジで、ダメだなーっていつも思うのですが。

今回、「マリー・アントワネット」を観るにあたって、いろいろと知らないことのダメさを痛感したというか。

自分も、少しは何かを蓄積したい。

スポンジなので、吸収しかないし。 (苦笑)






ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)

他2回の観劇の感想
↓↓↓



「マリー・アントワネット」 (MA) in 御園座 (名古屋公演)
2018年12月15日 (土) 12時 開演



「マリー・アントワネット」 (MA) in 御園座 (名古屋公演)
2018年12月20日 (木) 17時 開演 (花總まりさん 御園座 千穐楽)





2018年11月22日(木)

ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)
in 御園座
チケットが届きました。





ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)

in 御園座 (名古屋公演)

2018年12月15日 (土) 12時 開演

S席  1階  センターブロック  後方列


2018年12月20日 (木) 17時 開演 (花總まりさん 御園座 千穐楽)

S席  1階  センターブロック  中央より前方列



チケット、届きました。 (from 花の会)


おぉっ

BULL...。

第二身分だ。


(御園座の観劇時に 第一身分であったことが判明...まさかの 神席だった)



「ROMALE ~ロマを生き抜いた女 カルメン~」 では、第一身分。

「シークレット・ガーデン」 では、第二身分。

「マリー・アントワネット」 (MA) in 帝国劇場 では、第三身分。

っという、自分の花の会チケットの、座席事情。 (笑)


「マリー・アントワネット」 (MA) in 御園座 は、第二身分だった。

御園座でも第三身分だったら、マジでテンション上がらないレベルで凹んだから、よかったー。

花の会さん、ありがとうございます。


「マリー・アントワネット」 (MA) in 帝国劇場 での、第三身分は、諦めのつく事情はあるけど。

その後の、次々とやってくる、帝国劇場の神席、第一身分の情報...。

帝国劇場では、サイドブロックしか座ったことない、第三身分の自分には、驚きしかなかったけど。 (苦笑)


御園座は、1階席だし、センターブロックだし。

御園座は舞台が近くに感じるから、

あとは、当日に、運、不運が決まる、前に座られる方の、座高...次第。 (御園座って緩やかな傾斜なんです 苦笑)



全ての神様、仏様...。

自分の前の座席が、視界良好でありますように。

無神論者な自分...。

全ての神様、仏様にすがっちゃいます。 ( ´艸`)



明日、

「マリー・アントワネット」 (MA) in 帝国劇場
2018年11月23日 (金) 13時 開演

観に行きます。

今回、舞台を観るときのテーマが、いくつかありまして。

3回の観劇で、どれだけ舞台の世界を受け止めることが出来るか。

花總まりさんは、どのようにマリー・アントワネットを解釈し、演じるているのか。

etc...。

観て来ようと思います。


あとは...。

明日は、とあることもあるのですが。

花總まりさんとまともに会話をしたことのない自分が、何しに参加するんだって感じだけど。 (笑)

ド素人オーラで、帝国劇場で浮いてるダメキャラは...自分です。 (スミマセン)





2018年11月05日(月)

「王妃マリー・アントワネット」 (遠藤周作 著)
ようやく読破。



「花總まり 王妃シリーズ」

ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)

のDVDが出るらしい。

王妃シリーズ...勝手に呼んでます。 (笑)

何気に、ムフフ...な予約特典。 ( ´艸`)



ってか、

ミュージカル「マリー・アントワネット」のイベントとか、キャンペーン、来場特典がすごいけど。 (自分の観る公演は特典などないらしい 泣)


自分が一番欲しかった、来場特典は...。

ミュージカル「ROMALE(ロマーレ)~ロマを生き抜いた女 カルメン~ 」

の、

「タロットカード」 (花總まり Ver.)。


マジで欲しかったなー。

ってか、マジで欲しい。

...余ってないかな。





ミュージカル 新演出版 「マリー・アントワネット」 (MA)

の原作となる、「王妃マリー・アントワネット」(遠藤周作 著)

やっと、読破しましたー!!!

いやー、かなり時間がかかった。


読み始めようって思ったのが...春。 (もうすぐ冬なんですけど 笑)


読書...ニガテなんです...はい。 (ダメだなーって思うんだけど 反省)


で、秋に、そろそろ読みますかと思ったとき。

ミュージカル 「マリー・アントワネット」
は、史実に基づいて創られた舞台ということだったり、

マリー・アントワネットを演じる花總まりさんの意気込みとかを見ていると。

自分も、ある程度、史実を知り、マリー・アントワネットを知る必要があるなって思いまして。

それなりに、知識を蓄積しようとしたら...。

ルイ16世が、再評価されていることを知った。

そう、「ルイ16世は、名君」 だったのだ。


名君 ルイ16世から見た視線から、マリー・アントワネットを見ていくと、

今まで、それほど好きでもなかったマリー・アントワネットに、興味を抱くようになった。

そして、

何故、マリー・アントワネットは処刑されなければならなかったのか...。

強く疑問に思うようになった。

それは、マリー・アントワネットを知れば知るほど、沸き出てくる疑問。


当時の王室の人達と同じように浪費をし、

勉強嫌いが生じての知識、認識不足。

だけど、心はとても豊かであったマリー・アントワネット。

多くの人から受けた悔しさは、同情するし、理解出来る。


人の心に対して、あまり期待しないって、自分も思うし...。


浪費はどうなのか...だけど、群を抜いた浪費ではないし、

国民の貧しさは理解していて、それなりに、国民のことは考えてはいた。


そもそも、浪費は当たり前の宮廷生活がどうなのか、税金を取り立てる層を間違ってませんか...っていう、制度の問題だし...。



自分がマリー・アントワネットを好きでなかった理由は、

フランス革命の有名な逃亡事件、「ヴァレンヌ事件」のときでさえ、

追い詰められていたにも関わらず、

豪華な馬車で逃亡したかったという、マリー・アントワネットのお花畑な思考回路...。

ここで逃げ延びれたら、国王ルイ16世、子供、国王の妹エリザベート、

国王一家を助けようと動いてくれた人たちは、処刑や残虐死から逃れられたのに...って思っちゃうので。

マリー・アントワネットのお花畑な思考回路が、多くの残虐死を招いたことを考えたら、

マリー・アントワネット...んー...って感じだけど。


突然決まった、ルイ16世との結婚。

そこから、歴史の荒波に放り込まれたマリー・アントワネットの人生。

マリー・アントワネット自ら招いたもの、時代の流れ、政敵による陰謀、不可抗力な力 etc...によって導かれる悲劇への道。


時代が違えば、マリー・アントワネットの「ヴァレンヌ事件」なんてなかったんだし...。


いろいろと調べていくにつれて、マリー・アントワネットを好きではない気持ちは消えていき、

逆に、マリー・アントワネットに対して、興味を持つようになっていった。




ルイ16世や、マリー・アントワネット、フランス革命を調べた後に、

原作の、「王妃マリー・アントワネット」(遠藤周作 著)を読みまして。

遠藤周作は、どうして、ルイ16世やマリー・アントワネット、フランス革命のことを、史実通りに描かなかったんだろう...って思った。

いくら小説とはいえ、ルイ16世に関しては、史実とは全然違う人物像になってるし。

終盤部分まで、読み進めるのがとても時間が掛かりました。

っと、疑問を持ちながら読んでいたら、小説の中に、歴史小説家「シュテファン・ツヴァイク」の名前が...。

あぁ...なるほどね。 (意味深...苦笑)


シュテファン・ツヴァイク...。

ルイ16世を史実通りに描いてくれたら、ルイ16世の名君ぶりが、もっと早くに世に広まっていたのに...って思ったり。


小説の世界ではあるけど、評価の高い作品ほど、その影響力ってスゴイからなー。

舞台もそうだけど、

歴史上の人物を表現するって、歴史上の人物の評価にも影響するし、ものすごい重責だなーって思った。



原作「王妃マリー・アントワネット」...。

史実として読むと、いろいろと雑念が出てくる作品だし、

自分的に、興味深さが出てくるのが、終盤からだったからか、

助走がとても長い作品だなーって思った。


だけど、これが遠藤周作の作品が評価されている理由か...って思った終盤からの興味深さは、

いろいろと考えさせられて、読んでよかったなって思った。

史実とは違う部分から観た視点から、いくつものテーマが出てきたし。


史実を謳ってる、ミュージカル「マリー・アントワネット」。

っとすると、原作となる「王妃マリー・アントワネット」は、何%を占めるのだろうか。

遠藤周作の描きたかったことは、どのように舞台上で表現されているのか。

マリー・アントワネットの中にある真(=芯)の部分を、花總まりさんは、どのように表現するのか。

そして、どのぐらい自分は受け止めることが出来るのか。



再評価を知ることで、認識が変わり、その人間性と名君ぶりに、好きな歴史上の人物となったルイ16世。

名君 ルイ16世から見たマリー・アントワネットへの興味。

マリー・アントワネットを調べると、

「どうすれば、マリー・アントワネットを助けることが出来たのだろうか...」って思う自分がいたり。


マリー・アントワネットには、生き延びて欲しかったと思う、フランス革命。

史実上のマリー・アントワネットは、とても興味深く、

マリー・アントワネットに興味を抱く自分は、名君 ルイ16世派


そして、

花總まりさん描くのマリー・アントワネットとは...。



ミュージカル「マリー・アントワネット」。

いろんなテーマを持って、観に行きます。